温暖化概論-2015

講師篠田雅人 教授
開講部局環境学研究科 2015年度 後期
対象者環境学研究科博士前期課程1年、2年生 (2単位週1回全15回)

授業の工夫

理学・工学・農学・社会学・国際政治学の専門家による領域横断的型の講義を通じて、「温暖化によって、近未来の環境がどうなるか」を科学的に理解します。
オムニバス形式で行う「温暖化概論」のなかの本講義では、温暖化を含む気候変動と人間活動が砂漠化の進行に及ぼす影響を概説します。われわれに馴染みのない乾燥地の自然や人々の暮らしを知るためスライドや図表を多用して説明します。

教科書

特になし

参考書

  • 甲斐憲次編著, 2012: 『二つの温暖化-地球温暖化とヒートアイランド』, 成山堂
  • Stocker, T.F. et al. ed., 2013: Climate Change 2013: The Physical Science Basis, Cambridge University Press
  • Barros, V.R. et al. ed., 2014: Climate Change 2014: Impacts, Adaptation, and Vulnerability, Cambridge University Press
  • Edenhofer, O. et al. ed., 2014: Climate Change 2014 - Mitigation of Climate Change, Cambridge University Press

スケジュール

講義内容 講師
1 ガイダンス 甲斐憲次
<温暖化の仕組み>
2 温暖化の仕組み 神沢 博
3 温室効果ガスとエアロゾル 長田和雄
4 古気候 中塚 武
5 過去再現と将来予想 須藤健悟
<自然環境への影響>
6 降水変動 増永浩彦
7 海洋変動 角皆 潤
8 植生への影響 熊谷朝臣
9 氷河変動 藤田耕史
10 砂漠化 篠田雅人
<社会への影響と対応>
11 水資源への影響 谷口真人
12 環境共生型建築 奥宮正哉
13 温暖化ダウンスケーリング 飯塚 悟
14 都市・社会基盤施設の対応 藤 博和
<まとめ>
15 国際政治と将来への展望 米本昌平

講義資料

温暖化概論:砂漠化

講義映像

 
第 10 回砂漠化(1:29:49, 動画が別ウィンドウで開きます)

成績評価方法・基準

出席(20%)と 4 回のレポート(80%)


投稿日

May 14, 2020