健康・スポーツ科学講義-2015

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講師佐々木康 教授
開講部局教養教育院 2015年度 前期
対象者工学部 (2単位週1回全15回)

授業の内容

スポーツ・運動理論は世界水準の身体運動発揮現場から導き出されている。本講義では様々な競技スポーツのメカニズムにフォーカスし、近年明らかにされてきた身体動作および心理面特性・ゲーム局面を理解し、青年期における自らの運動・心理ダイナミズムの可能性を探る。また大学生活を心身ともに健康に過ごすために必要な基礎的知識の修得と、運動の意義・必要性について多面的に学ぶ (共通授業)

授業の工夫

スポーツ・運動理論は世界水準の身体運動発揮現場から導き出されています。本講義では様々なスポーツ・運動のメカニズムにフォーカスすることで、近年明らかにされてきた事実を理解し、青年期における自らのスポーツ関与の可能性を探ることを目的とします。さらに、

  1. 生涯にわたって必要な、健康・体力及び運動・スポーツに関するエビデンスに基づいた正しい知識
  2. 健康・体力の維持増進及びスポーツ実践に必要な行動
  3. スポーツ実践を通して、将来の社会のリーダーとして必要な社会的能力と人間性

などについても考えてゆきます。

授業内容

  1. スポーツにおける「情報戦略」: 集団球技スポーツのテクニカル支援活動を学ぶ
  2. トレーニングの基礎理論「フィジカルフィットネス」: 瞬発系運動トレーニングを学ぶ
  3. 体幹 (コア) の重要性: バランス感覚トレーニングを学ぶ
  4. 早く走る: 短距離ランニングのメカニズムを学ぶ
  5. ジャンプ系トレーニングを学ぶ
  6. ボールと用具の共応動作: 「打つ」知覚判断構造を学ぶ
  7. 「泳ぐ」: 水中における運動動作・感覚を学ぶ
  8. 身体発育を阻害する「ドーピング」を学ぶ
  9. 競技力を支援する「栄養摂取」と持久的運動
  10. 最近問題になっている感染症予防、薬物問題や喫煙・アルコール・生活習慣病、救命救急について、及び生理学、心理学、社会学など様々な観点から見た運動の意義や必要性についての授業を、それぞれ 1 コマ実施する。

教科書

授業中に適宜、指示する

参考書

  • 佐々木康著、英国ラグビーとクラブ組織 (創文企画)
  • 佐々木康著、スポーツ映像論 闘野の思考 (創文企画)

履修条件あるいは関連する科目等

新入生については、「健康・スポーツ科学実習 Ⅰ」をあわせて履修することが望ましい

講義資料

健康・スポーツ科学講義

成績評価

授業中のミニレポート (毎回 200 字程度) 50%、試験あるいはレポート 50%で評価する。履修取り下げ制度を採用する。「履修取り下げ届」の提出期限は第 4 回目授業終了時点とする。


投稿日

July 03, 2018