講師 | 藤江双葉 准教授 |
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開講部局 | 教養教育院 2015年度 前期 |
対象者 | 理学部 (2単位・週1回全15回) |
以下の授業内容は標準的に教えられるものであり、講義の順序を示すものではない。また、クラスによっては、さらに進んだ内容が教えられる場合もある。実際の講義予定は別に提示する。
1 変数関数の微分積分といえば、すでに高校でほとんどのことを学んだと思われるかもしれませんが、実は基礎の部分をもう少し固める必要があります。例えば、関数がある点で連続であるというのはどういうことでしょうか? グラフを描いたりすることで感覚的には理解できるかもしれませんが、それだけではグラフを簡単に描けないような複雑な関数の扱いに困ってしまいます。直感も大事ですが、それに頼り切らずに定義からひとつひとつ積み上げる事で、すでに知っている (つもりの) ことがらも含めて丁寧にみていきたいと思います。
また、数学の勉強はある意味で外国語を学ぶことに似ています。授業内での定理の証明と解説を通して、単に計算ができるだけでなく、数学の「文法」に慣れて、自分の頭の中にあるアイデアを正確に表現できるようになってもらえたらうれしいです。
定量的変化を記述・分析する数学の分野が解析学であり、その中心的方法は微分・積分である。これらの方法は自然科学において必須の研究手法であるが、近年はさらに社会科学などにも広く応用されている。本科目は通年講義の前半として、一変数微分積分学の基本を理解することを目的とする。特に極限の本質を理解し、対数関数・三角関数など初等関数の自在な解析学的取扱いができるようになることを重視する。
高校数学の内容を既知とする。微分積分学 Ⅱ とあわせて完結した講義となる。
三宅敏恒著『入門微分積分』培風館
講義中に必要に応じて紹介する。
授業時間が限られているので問題演習の時間がとれません。よって自宅での復習・演習が不可欠です。
主に中間試験・期末試験の成績により評価する。レポートの成績を加味することがある。 なお定期試験を放棄した場合には、基本的に「欠席」として扱う。
May 16, 2020