水の環境学-2013

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講師河村則行 准教授
開講部局環境学研究科 2013年度 前期
対象者環境学研究科 前期課程 (2単位週1回全15回)

目的・ねらい

持続性学の一環として、水に関する環境について、地球規模、アジアモンスーン地域の水循環メカニズムから説き始め、水と森林、水と流域管理・土地利用・エンジニアリング、水と文化、制度などについて理学、工学、農学、人文科学などの領域から横断的に講義する。

授業の工夫

「水の環境学」は体系理解科目として本学の環境学研究科教員を中心として、オムニバス形式にて講義を行います。理学、工学、社会科学の様々な領域から地球水循環、地域と水、社会・制度・文化と水、水に関する世界の話題など幅広く講義し、水に関する様々な知見を広げてもらい、各々の研究や生活の中での実践に反映させてもらうことを期待しています。

授業内容

  • 講義の意図、構成他
  • 全球の降水量分布と地球水循環
  • 東アジアの降水活動と特徴
  • 浅層地下水の脆弱性と持続可能性の評価
  • 沿岸域の水・物質循環
  • 森林管理と水・物質循環
  • 河川を軸とした流域管理-治水・利水と河川生態系
  • 土地利用と水
  • 中国北部の水資源管理
  • 水に関する環境政策
  • 水都再生に向けて

教科書

水の環境学、清水裕之・檜山哲哉・河村則行 編、名古屋大学出版会

参考書

環境学 研究ソースブック、名古屋大学環境学研究科編、藤原書店

水の環境学図式

水の環境学図式

スケジュール

講師名 講義内容
0 河村 則行 オリエンテーション
1 熊谷 朝臣 陸上植生と水・物質循環
2 川崎 浩司 沿岸域の水・物質循環
3 森本 昭彦 海洋の水・物質循環
4 上田 博 東アジアの降水活動と特徴
5 檜山 哲哉 地下水と水循環
6 清水 裕之 都市環境と水(土地利用)
7 辻本 哲郎 河川を軸とした流域管理-治水・利水と河川生態系
8 井村 秀文 中国北部の水資源管理
9 片山 新太 水環境エコシステムの構築
10 竹中 千里 森林管理と水・物質循環
11 田中 重好 水都再生に向けて
12 杉山 紀行 水利権と河川管理
13 竹内 恒夫 水に関する環境政策
14 河村 則行 まとめ

講義ノート

講義要旨

第 6 回

第 11 回

第 13 回

成績評価

講義ごとの簡単な報告(50% 講義の回数を均等に割り振り減点する)と最終レポート(50%)。総合点 60 点以上を C、70 点以上を B、80 点以上を A とする。


投稿日

March 05, 2020