講師 | 永田雅子 教授 |
---|---|
開講部局 | 教育学部/教育発達科学研究科 2011年度 後期 |
対象者 | 対象学年は2年生、教育学部対象ですが、3年時編入生、大学院修士1年生(他大学進学)も含まれます。 (2単位・隔週2回全15回) |
乳幼児〜児童期のアセスメントと成人期のアセスメントについて、心理検査法の習得と方法論についての学習を目的とする。
心理検査を実施し、検査結果をレポートとしてまとめる。個々の心理検査に関する学習ではなく、教育・臨床場面等における心理アセスメントの実践的な方法論について学習をする。
心理検査の用具とマニュアルは授業時間に貸与する。その他の資料は適宜プリントで配布する。
授業時間内に心理検査を実施するため遅刻・欠席をしないこと 。
回 | 講義内容 |
---|---|
1 |
心理アセスメントの基礎理論 I 心理アセスメントの概要について、様々な検査法、その背景となる理論的理解を深める。 |
2 | 心理アセスメントの基礎理論 II 心理検査の作成の手順について、人格検査を実際に自分で体験をしながら理解を深める。 |
3 | 乳幼児期のアセスメント I 乳幼児期の発達アセスメントについて、質問紙法、検査法について理解を深める。 |
4 | 乳幼児期のアセスメント II 仮想事例をもとに、検査の実際を検討することで理解を深める。 |
5 | 児童期のアセスメント I 知能検査の理論的背景や、知能検査の成り立ちについて理解を深める。 |
6 | 児童期のアセスメント II 仮想事例をもとに、検査の実際を検討することで理解を深める。 |
7 | WISC-III の使用法の学習 I WISC-III の使用法と結果の出し方、解釈の仕方を学習する。 |
8 | WISC-III の使用法の学習 II グループごとにロールプレイを行い、WISC-III の使用法・評価法について習熟する。 |
9 | 対象年齢層の子どもに対して、主として WISC-III を実施し、検査結果をレポートとしてまとめる。 |
10 | 認知機能検査とテストバッテリー I 心理アセスメントの実践的な方法論、教育・臨床場面における実践的な方法論について学習する。 |
11 | 認知機能検査とテストバッテリー II テストバッテリーの組み方と解釈について、仮想事例をもとに検査の実際を検討することで理解を深める。 |
12 | 人格検査の実際 I 人格検査について質問紙法・投影法などについて理解する。 |
13 | 人格検査の実際 II 人格検査の一つである作業検査法について自ら体験し、検査結果の整理をする。 |
14 | WISC-III の検査結果の検討 I 実際にとってきた知能テストの結果をもとにグループでディスカッションを行う。 |
15 | WISC-III の検査結果の検討 II 各グループでのディスカッションを踏まえ、心理アセスメントについて全体的な討議を行う。 |
授業態度(20%)とレポート(80%)
March 12, 2020