地球環境学-2011

講師高野雅夫 教授
開講部局理学部/理学研究科 2011年度 前期
対象者理学部地球惑星科学科3年生 (2単位週1回全15回)

授業の内容

環境問題については多くの学生諸君が興味関心を持っているものの、マスメディアからの情報だけでは正確な理解を得られないことが多い。環境問題の「常識」をひとつひとつ検討しながら、いろんな側面から一つの問題を考えること、一つの問題は他の問題と関連しあっているものととらえること、環境問題とは地球と社会にまたがる一つのシステムの問題であるという見方ができること、を目標とする。

授業内容

  1. 『成長の限界』が示すもの—「環境問題」から持続性問題へ
  2. リサイクルってなに?— 物質は循環するが、エネルギーは循環しない
  3. 燃料電池は夢の「エネルギー源」か?— エネルギーの「生産」と「消費」とは?
  4. 地球温暖化の悪夢?—自然の気候変動と人為的な気候変動
  5. 木は切らざるべし?—日本の森林と世界の森林
  6. 人口はなぜ増えるのか?—人口増加のメカニズムと食料生産
  7. 人口増加に伴う持続的な開発
  8. 人口はなぜ減るのか?—人口減少のメカニズム
  9. 人口減少に伴う持続性の開発

教科書

社)資源協会編『千年持続社会』日本地域社会研究所 2003 年

参考書

講義の中で示す

成績の評価

レポートによる


投稿日

April 27, 2020