講師 | 小池晃彦 教授 |
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開講部局 | 研究協力部社会連携課 2009年度 公開講座 |
対象者 | 満18才以上の方 |
高齢社会における医療は、高度医療の推進と医療費不足とのジレンマの中で新たな問題が出現し、「医療崩壊」の要因となっている。また、死生観に関しては、癌患者と医師の間で、癌に対し徹底闘病するという考え方に対する大きな隔たりがあるとの調査が話題となった。なぜこのようなくい違いがおこるのか。医療は誰もが平等に受ける権利があるという大前提においては、「無駄な医療行為」という判断を下すことは、誰にもできない。したがって、医療のあり方は今後さらに難しくなるであろう。本講義では、豊かに年をとる上で不可欠である「医療との上手な付き合い方」について、高齢者の医療に関わる医師として議論したい。また、加齢による身体、精神の変化に対して、どのような栄養をとり、運動をするのが有効と考えられているかを紹介する。
March 13, 2020