医療事故対応と医療安全管理-2009

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講師上田裕一 教授
開講部局研究協力部社会連携課 2009年度 公開講座
対象者満18才以上の方

講義内容

「医療は危機に瀕している」と言えば、大げさかもしれないが、すでに一部では現実の問題となっている。目指すのは「安全・安心の医療」であることに異論はないが、それには医療費の増加、さらに多くの人材の育成・投入なしには実現できない。人材については、総数で不足しているのは明がだが、医師を始めとする医療従事者の専門教育や適正配置にも問題を残している。また、約 10 年前までは、医療事故は隠されていたと言っても過言ではない状況で、再発防止策も共有されていなかった。今世紀になって、医療事故の公表とともに医療安全管理が注目されるようになったが、医療者側が医療事故に際し、透明性のある調査を行い説明責任を果たすことで、医療の現状の問題が社会に正しく理解されることを望みたい。

講義ビデオ

2009 公開講座 第 13 回 医療事故対応と医療安全管理

ビデオ中で以下の文献から引用を行っています。

  1. レジナビ:天理よろづ相談所病院
  2. Janet Corrigan, Linda T. Kohn, Molla S. Donaldson(編), To Err Is Human: Building a Safer Health System, National Academy Press, 2000.
  3. 加藤良夫, 後藤克幸(編), 『医療事故から学ぶ—事故調査の意義と実践』, 中央法規出版, 2005.
  4. American Association of Nurse Anesthetists, AANA - 120103 AANA Endorsement of JCAHO Universal Protocol 内の Wrong Site Surgery Poster

講義資料

医療事故対応と医療安全管理


投稿日

March 13, 2020