授業の概要
この講義では、固体力学の展開に必要なテンソル等の数学知識、物体の運動と変形、応力の概念、境界値問題の定式化について学ぶ。
達成目標
- 連続体力学とは何かについて理解し、説明できる。
- テンソルを理解し、自由に使いこなせる。
- 物体の運動と変形の概念を理解し、自由に使いこなせる。
- 応力の概念、Cauchy の応力原理、運動方程式等の応力に関する基礎関係式を理解し、自由に使いこなせる。
- 均質等方線形弾性体に対する微小変形理論に基づく境界値問題の考え方を理解できる。
バックグラウンドとなる科目
力学及び演習、材料力学及び演習、線形代数学、微分積分学、ベクトル解析
授業内容
- 連続体力学とは
- 連続体力学におけるテンソル代数とテンソル解析
- 物体の運動と変形の記述
- 応力の概念と場の方程式
- 均質等方線形弾性体に対する微小変形理論に基づく境界値問題
教科書
参考書
- Continuum mechanics, G. E. Mase 著 (McGraw Hill)
- Tensor Algebra and Tensor Analysis for Engineers (With Applications to Continuum Mechanics), M. Itskov 著
- Springer Nonlinear solid mechanics, G. A. Holzapfel 著 (Wiley)
- よくわかる連続体力学ノート, 京谷孝史著 (森北出版)
- 弾性力学の基礎, 井上 達雄 著 (日刊工業新聞社)
- 連続体の力学入門, Y.C. Fung 著, 大橋, 村上, 神谷 訳 (培風館)
- 固体の力学/理論, Y.C. Fung 著, 大橋, 村上, 神谷 訳 (培風館)
評価方法と基準
期末試験により、目標達成度を評価する。100 点満点で 60 点以上を合格とし、60 点以上 69 点までを C、70 点以上 79 点までを B、80 点以上 89 点までを A、90 点以上を S とする。
履修条件・注意事項等
固体力学の講義内容をよりよく理解できるように、固体力学演習を開講するので、必ず受講すること。また、適宜宿題レポートを課すので、提出すること。予習・復習を行うこと。
質問への対応
質問は、随時受け付ける。講義時間以外の時間帯は、事前に担当教員にメールか電話で問い合わせること。
講義ノート
3 章
4 章