名古屋大学
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文学部

文学部 研究室公開

数ある研究室のほんの一部ですが、動画でご紹介します。

最先端の研究者や名大の先輩から、研究室の紹介に加え、高校生のみなさんへ向けたメッセージも寄せられています。

大学の研究室の様子をちょっとだけのぞいてみてください!

各研究室の特徴・分野は、キーワードを参照してください。

西洋史学研究室

東洋史学研究室

キーワード:

中国史、日中教育交流史、民族史、東南アジア研究、留学生


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東洋史学研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

この研究室では、主に中国史の研究を行っています。先生方の専門は、日中教育交流史、明清時代、民族史、東南アジア研究など多岐に渡り、様々なことが学べます。授業では高校時代に読んだ漢文の白文を読んでいます。そのほかにも英文資料や、授業によってはタイ語の資料を読むこともあります。少し難しいですが、皆で助け合って学んでいるので、安心してください。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

この研究室の特徴は、蔵書が大変多いことと、中国からの留学生が多いので、異文化交流が盛んなことです。他には、ゼミ旅行を毎年行っており、先生方と一緒に京都や伊勢に行っています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

この研究室では、学部2年生から研究室に所属します。学生の構成は日本人学生は男女比半々くらいで、日本人学生の倍くらいの中国人留学生が所属しています。アットホームな雰囲気で授業や研究などを行っています。近年の卒業論文をみると、研究対象は古代から近代まで、地域的にも、中国に限らず東南アジア、中央アジアまで幅広い研究を行っています。

高校生へのメッセージ

○ 東洋史学研究室は、男女学年問わず、みんなとても仲がよいので勉強がわからないところがあってもお互いに教え合うことができます。東洋史は難しいかもと感じている方も一度研究室に足を運んでみてください。

○ 研究の対象は中国史だけでなく、アジア全域に渡っていますので、中国史に興味がない方もアジアに興味があれば、ぜひ来てください。

○ 僕自身、漫画から興味を持って、この研究室を選んだのですが、そういったところからでもいいので、すこしでも興味をもった方は、研究室をのぞきに来てください。

○ 私は、入試の世界史の勉強をしていて、その中で中国史を詳しく勉強する機会があり、東洋史に興味を持ちました。高校生のみなさんも世界史の勉強は大変だと思いますが、頑張ってください。

フランス文学第2研究室

キーワード:

フランス語、小説、詩、エッセイ、フランスの人々の暮らし、国際交流


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フランス文学第2研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

フランス文学第二研究室では、小説や詩、エッセイなどフランス語で書かれた文章の研究をしています。またフランス語そのものに関する研究をしている人もいます。

フランス語で書かれた文章に触れることで、フランス語圏の人々の暮らしや考え方を深く知ることができます。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

研究室ではフランスのチーズやお菓子を食べたり、フランスの伝統的な行事、たとえばクリスマスや新年などの行事を祝ったりとフランスの人々の暮らしを体感できます。またフランス人研究者を招いた講演会など、ネイティブと話せる機会が多いです。 そして研究室の場所は文学部棟1階、地下鉄の名古屋大学駅1番出口から3分とアクセスの良さは抜群です。

高校生へのメッセージ

フランス語と英語には歴史的に深い関わりがあり、両者で似た単語が多く存在します。そのため、英語の勉強を頑張っておくと、将来フランス語を学ぶときに必ず役に立つと思います。また、本を読み多くの作品に触れることで、文学に対する感受性を養っておくと良いと思います。

卒業生、修了生はどのような活躍をしていますか?

フランス文学の研究室ですが、フランスに直接関わるような仕事につく人が多いわけではありません。大手の出版社や航空会社、銀行など民間の企業で活躍する人もいますし、公立図書館や市役所などで、公務員として働く人も多くいます。また、卒業後に大学院に進み専門的な研究を続けることもできます。

中国語中国文学研究室

キーワード:

中国古典文学、 漢文、 漢詩、 現代中国文学、 中国語学、 留学生


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中国語中国文学研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

こちらの研究室では、古典文学では漢文・漢詩を研究し、現代文学では中国語を研究しています。古典中国語と現代中国語はかなり違うため、基本別々に研究を行います。普通の中国語を勉強したい方は現代文学を研究しながら中国語を堪能できます。漢文・漢詩に興味のある方は、現代中国語がわからなくても研究ができます。興味がある方はぜひ研究室にお越しください。
(補足 2021年度時点の情報)
文言・白話といった中国古典文学に加えて近現代の中国語圏(台湾、マレーシア等の華文文学含む)の文学、さらには文字学を中心とする古典中国語学から文法を中心とする現代中国語学まで、幅広く学ぶことができます。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

2019年現在は、学部生1名、院生15名、研究生4名が所属しています。この研究室は所属学生がほとんど中国からの留学生のため、プチ留学気分を味わうことができます。でも中国語にあまり自信のない方でも大丈夫です。学部の授業はすべて日本語で行われ、受講生もほとんど日本人学生のため、安心して学習できる環境です。
(補足 2021年度時点の情報)
2021年現在は、院生17名、研究生1名が所属しています。上記のような分野を専門とする指導教員のもとで、各人がそれぞれの専門のテーマに取り組んでいます。本人が望んだ場合には、中国語で交流が可能な環境です。

卒業生、修了生はどのような活躍をしていますか?

卒業生には、教員免許をとって高校教員になる人や、公務員試験を受けて、図書館職員や市役所職員になる人もいます。そして、留学生は帰国して、大手企業に就職する人もいます。また、大学院へ進学して、大学教員を目指す人もいます。いろいろな領域で活躍できます。

哲学研究室

キーワード:

哲学、倫理、古典、個性豊かな学生、留学生


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哲学研究室 インタビュー項目

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

哲学研究室には哲学に関する本がたくさんあり、皆さんが倫理の時間にならったプラトンやニーチェなど偉大な哲学者の原典を読むことができます。この研究室で30人ほどが在籍しており、男女は半々くらいで、留学生も沢山います。また、夏には海辺で合宿を行い、先生方や学生同士の交流を深めています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

哲学をやる人というと、「暗そうだなぁ」というイメージがあるかもしれませんが、実際には個性豊かな学生が沢山在籍してます。もちろんカントなどの古典に没頭する人もいますが、たとえばヒップホップについて哲学的に考察してセミナーで発表する人もいます。

高校生へのメッセージ

学校の勉強ももちろん大切ですが、自分が何に興味があり、どのようにすれば興味のあることについて深く学べるかを考えることも、大学に入ってからは大切になります。「そもそも、勉強なんてしなくちゃいけないの?」という疑問を掘り下げることも大切かもしれません。心配しなくても大丈夫です。少なくとも哲学をする人たちは、その問いが誠実なものならば、あなたの思考に一緒につきあってくれます。

考古学研究室

西洋古典学研究室

インド哲学研究室

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情報学部 研究室公開

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西村研究室 

キーワード:

量子コンピューター、暗号の高速解読、数学的に研究、数理情報学


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西村研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

この研究室では、量子コンピューターについて研究しています。量子コンピューターとは現在我々が使っているコンピューターとは違い、ミクロな物質の物理学を基本としたコンピューターです。約30年前に提案されて、今大きな注目を集めていますが、現在のインターネットで使われている暗号を高速に解読するほどの強力なパワーを持っていることが知られています。当研究室では、量子コンピューターが、数学的にどれくらいのことができるかについて研究しています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

現在所属している学生は5,6名と多くはありませんが、基本的には数学に興味がある学生がこの研究室に所属しています。

様々な社会的な問題を数学的に研究するのが、数理情報学専攻の特徴です。この考え方に根ざした学生が所属し、日夜、勉強に励んでいます。

高校生へのメッセージ

私は高校時代は正直勉強ばかりしていた気がします。それで後悔していることは他にもいろいろなことをやっておけばよかったなぁということです。高校生は非常にいろいろなことができる世代ですので、勉強に限らず、自分が楽しいと思えることをやってほしいと思います。勉強についても、ネガティブな考えで、やらされてやるというよりは、自分でどうしてこういうことをやるとよいのかということを自問自答しながらやって欲しいと思います。

森研究室

キーワード:

人工知能技術(ディープラーニング)、CT画像、内視鏡画像、医療現場、国際性


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森研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

この研究室では画像処理に関する研究を行っています。特に病院で撮影されるCT画像、内視鏡画像、手術の映像などを人工知能技術(特にディープラーニングなど)を使って、自動的にコンピュータが認識する技術の開発を行っています。

それらの技術は医療機器、たとえば内視鏡の中などに組み込まれており、診断や治療の際、機械が自動的に診断を行えるよう研究を進めています。また、手術を自動的に行うような技術の開発を、画像処理技術を用いて行っています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

この研究室の一番の特徴は、コンピュータ科学に関する学生や研究者が集うだけではなく、様々な病院から医者などが集まることです。コンピュータ科学だけではなく、それを実際に医療の現場でどうやって利用するかという、社会の要請に応えるような研究ができると考えています。また、海外からも数多くの研究者が集い、非常に国際性が豊かな研究室です。

高校生へのメッセージ

コンピュータ科学は社会のいろいろな分野で使われていると思います。皆さまにはそのことを是非とも考えていただいて、いろいろな研究や勉学に励んでください。特にコンピュータ科学では数学が大事です。高校でも数学への興味を持っていただき、勉強してください。また、コンピュータ科学は医療をはじめとしていろいろな分野で役にたっています。高校時代からいろいろなことに興味を持ち、社会がどんなふうに動いているか、社会の中での問題は何か、ということを的確にとらえてください。

結縁・中澤研究室

キーワード:

プログラム、ネットワーク、数学、理論的研究、空想力


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結縁・中澤研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

この研究室では、「プログラムが正しく動くかどうか」について研究しています。とくに平行してネットワーク上で動くプログラムについて、そのプログラムが互いに協力しながら、正しく動いているかということを研究しています。そのほかにはプログラムの基礎理論について、数学に近いような枠組みを用いて研究しています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

本研究室の学生のテーマは大学に入ってから学んだこと基にして研究をしています。理論的な研究なので、空想力をもって、どのように計算機に応用できるかということを研究しています。また、理論的研究は、非常に緻密な研究が多いため、根気が必要です。

高校生へのメッセージ

情報学はたいへん新しい分野の学問なので、いろいろなことに興味を持つこと重要です。 我々の場合は、理論研究なので、たいへん根気強く地道に勉強・研究をしてもらうことになります。いろいろなことに興味をもって、何が面白いのか、自分は何に地道に取り組みたいのかを考えてみてください。

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理学部

理学部 研究室公開

数ある研究室のほんの一部ですが、動画でご紹介します。

最先端の研究者や名大の先輩から、研究室の紹介に加え、高校生のみなさんへ向けたメッセージも寄せられています。

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代数学系

キーワード:

純粋数学、三角形分割、個人が「研究室」


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代数学系 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

多角形を対角線を引くことによって三角形に分割する操作を三角形分割と言います.ある三角形分割に対して,1つの対角線の引きかたを変えることによって別の三角形分割に変える操作のことを「フリップ」といいます.一見素朴に見えるこの操作ですが,現代数学の様々なところにこの変換が現れることがわかっています.私は,このフリップの性質を解明し,他分野の数学に応用する研究をしています.

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

研究室,僕の場合は院生室ですが,その特徴としては,机と椅子と本,PC以外になにもないということが挙げられます.純粋数学では,過去の文献と自分の頭脳だけが頼りです.それ以外のものはあまり必要としません.「実験」と呼ばれるものは,強いて挙げるとすれば具体例をPCや自分の手で計算して,そこに成り立つ法則性を予想することくらいでしょうか.また,純粋数学は基本的に単独で研究します.そのため,「研究室」という概念が存在しません.逆に,個人が「研究室」そのものであるという言い方もできるかと思います. 指導教員の先生には研究の進捗を連絡したり論文のアドバイスをもらったりしますが,基本的に先生が私の研究には介入するということはあまりありません.時間の使い方も完全に私自身に委ねられており,いつ休んでもいいし,いつ研究してもいいので非常に自由です.

高校生へのメッセージ

個人的な意見ですが,数学以外の「やってみたいな」ということが少しでもあるのであれば,個人的には高校生のうちは受験勉強以上に数学に力を入れるというようなことはしなくてもいいと思います.むしろ,数学以外の「やってみたいな」と思うことをできるだけ数多く経験することをお勧めします.そもそも,高校までの数学と大学からの数学は別物です.高校までの数学は答えがわかっている問題をいかにして早く解くかという世界ですが,大学の数学,特に研究の数学はまだ誰も知らないようなことを1年2年かけて発見することがメインであり,やることが全然違います.高校,大学の前半くらいまでで大学の数学を含めて「やりたいな」と思うものを全部やってみて,それで最後に「やっぱり大学の数学が一番だな」と思うのであれば,そのときから数学に力を入れればいいと思っています.後から人生を後悔しないためにも,高校のうちは他のやりたいことを思いっきりやることをお勧めします.

生体分子動態機能研究室(D研究室) 内橋研究室

キーワード:

生体分子(タンパク質)メカニズム、顕微鏡装置開発、原子間力顕微鏡


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生体分子動態機能研究室(D研究室) 内橋研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちの研究室では、生物物理学を研究しています。タンパク質などの生体分子の働きを一つ一つ直接見るための顕微鏡を開発し、タンパク質が機能するメカニズムに関する研究を行なっています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

研究室では、原子間力顕微鏡(AFM)を使って、タンパク質の観察を行っています。AFMは分解能が非常に高く、タンパク質1分子の構造を観察することができるのですが、通常のAFMでは1枚の画像を撮るのに数分かかってしまうため、静止画しかとれませんでした。そこで、私たちの研究室では、AFMの撮影速度を上げる装置開発を行い、1秒間に10枚から20枚の画像を撮影を可能にしました。それにより、タンパク質の構造とその時間変化を追うことが可能になりました。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

物理学科の学生が研究室に所属していますが、新しい装置開発に興味がある学生、タンパク質の機能メカニズムに興味がある学生が来ます。研究は学生それぞれの興味のあるタンパク質、対象に基づき、研究室で進めている装置開発やタンパク質の観察と解析を行なっています。

物性化学研究室 阿波賀研究室

キーワード:

機能性分子(電気を流す、磁石になる物質)、ものづくり、国際交流、女性研究者


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阿波賀研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

物性化学研究室では主に電気を流す・磁⽯になるといった機能を持った物質(機能性分⼦)の開拓とそれらのデバイスへの応⽤を⾏っています。

電気を流す分⼦の歴史は、有機物は絶縁体であるといった認識を⼤きく変えることになったペリレン臭素錯体から始まり、ノーベル賞を受賞された⽩川先⽣らによる導電性ポリマーや有機⾦属、超伝導体へと続きました。⼀⽅、磁⽯になる分⼦については、当研究室の阿波賀先⽣らによって発⾒された有機強磁性体が挙げられます。このように機能性分⼦は⽇本⼈によって数多く報告されている分野と⾔えます。

さらに近年は、このような基礎研究だけでなく有機エレクトロニクススピントロニクスと⾔った応⽤研究へと発展し、有機EL を利⽤した製品も市場に出回るようになりました。

このような背景のもと、当研究室では、物性が約束された構造体の作製と物性評価、そしてデバイスへの応⽤を⾏っています。機能性分⼦の物性は、分⼦固有の性質だけでなく、その並び⽅にも⼤きく影響を受けます。そこでこのような「強等⽅性構造」、これは数学の⽤語なのですが、グラフェンやダイヤモンド、K4 と呼ばれる構造を持つ物質は、このような変わったバンド構造を持つことが知られています。バンド構造は、電気を流すなどの物性発現の源である電⼦の⼊る⼊れ物のようなもので、どのような形の⼊れ物に、どこまで電⼦が⼊っているか、によって発現する物性が決まります。この炭素同素体を分⼦で作ることで、炭素同素体では実現できない機能が発現します。これを⼆次電池やキャパシタ、また光エネルギーを電気に変える光電変換セルへと応⽤しています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

当研究室では、分⼦設計からものづくり、そしてその機能評価まで⼀連の流れを⾃⾝の研究室で⾏います。幅広い知識や技術を⾝につける必要がありますが、とてもやりがいのある研究であると思っています。

研究に必要な設備や測定機器は⼗分に揃っており、学内の複数箇所に設置されています。研究室のメンバーは活発な国際交流を反映して、張先⽣をはじめとして、海外からの博⼠研究員や留学⽣が常に数名在籍しています。また学⽣が海外の⼤学へ短期滞在や留学、国際会議での発表を⾏う機会が多数あります。また名古屋⼤学は⼥性研究者が多いことが知られていますが、当研究室は以前から⼥性研究者をサポートしてきました。例として、私ですが、私には皆さんと同じくらいの歳の息⼦がおります。育児のために研究をセーブすることもありましたが、またこのように研究する機会を与えてもらっております。またこれは最近の受賞歴ですが、中に⼥⼦学⽣も含まれております。

高校生へのメッセージ

これまで化学や物理、数学、⽣物などは別々の学問と思われているかもしれませんが、⼤学に⼊るとこれらの学問が互いに密接に関連していることに気がつくと思います。このように融合した分野から新しい現象や概念が⽣まれますので、視野を広く持って、いろんなことを学んで欲しいと思います。あなたの好奇⼼を⼤事に育ててください。これは今しかできないことです。あふれんばかりの好奇⼼を持って、ぜひ名古屋⼤学に来てください。

遺伝学グループ 大澤研究室

キーワード:

多細胞生物、細胞同士のコミュニケーションメカニズムの解析、ショウジョウバエ


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大澤研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちは、多細胞生物の組織や器官が、どのようにして特定の形・大きさに作られるのか、その仕組みに興味を持って研究を進めています。多細胞生物の組織や器官は、受精卵が細胞分裂を繰り返すことで作られていきますが、その過程では興味深いことに、細胞同士がお互いに協調したり、ときには生存を競合していることが最近分かってきました。私たちはそのような細胞同士のコミュニケーションのメカニズムについて、ショウジョウバエをモデルとして解析することで、組織や器官の作り方を理解したいと考えています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

研究室の特徴としては、たくさんのショウジョウバエ系統を飼育しています。ショウジョウバエは、受精卵から成虫になるまでが約10日間と生活環が短く、また飼育も簡単です。さらに重要なことに、ショウジョウバエは、遺伝学的な技術が発達しているため、分子メカニズムの解析を行うのにきわめて強力なモデル系でして、私たちはそのような利点を最大限に活かして研究を行っています。研究室に所属しているメンバーについては、皆さん共通して、組織が作られる仕組みに興味を持っていますが、バックグランドは様々でして、高校の頃から生物を勉強している人もいれば、大学に入ってから勉強を始めたという人もいます。

高校生へのメッセージ

研究にしても、何をするにしても、愛着を持つことが非常に重要だと思います。皆さんはこれから、高校生活において様々な体験をされるでしょうし、卒業後も、楽しいことや面白いこと、また辛いことも、色んなことがあると思いますが、一つでも愛着が持てるものを作って、でもそれは待っていてもダメで、自ら求めていって、そして見つかった愛着の持てるものを大事にしながら前に進んでいっていただけたらと思います。そうすることでいろいろなことを乗り越えていけるのではないかと考えています。

地球惑星物理学講座 渡邊研究室

キーワード:

月惑星探査計画(はやぶさ2プロジェクト)、小惑星リュウグウの解明


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渡邊研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

我々の研究室では、地球と惑星に関する物理を、観測、実験、理論を組み合わせて研究しています。我々が月惑星探査の計画の中核に参加しているはやぶさ2プロジェクトについて紹介します。太陽系はガスと塵からできた円盤の中で惑星が成長することによって現在の姿になりました。小惑星はそのときの化石です。その小惑星から表面のサンプルを持ち帰る計画がこのはやぶさ2プロジェクトです。地球の海、生命の原材料物質の解明を目指しています。我々が小惑星に到達したとき驚いたのが、コマのような形をした天体です。このような天体は高速の回転によってできたのではないかと考えました。そこで、研究室での実験において、こういった形状がどうやってできるのかを調べています。

○ 小惑星リュウグウに関する実験について

小惑星リュウグウとは、直径900メートル、東京スカイツリーよりも大きい天体です。それを、この実験室では、10センチ程度にスケールダウンした実験を行っています。リュウグウはそろばんのコマのような形をした小惑星ですが、それは高速で回転した遠心力により形作られたと考えられており、遠心力と重力との関係がどのようにリュウグウの形成につながったのか解明しています。

高校生へのメッセージ

小惑星に関する実験はいかがでしたか?なかなか面白い実験で、このような実験により小惑星のことが分かるのは驚きだと思います。ぜひみなさんも我々と一緒に研究しませんか。みなさんが勉強を続けて、一緒に研究できることを楽しみに待っています。

ナノ磁性・スピン物性研究室(J研究室) 谷山研究室

キーワード:

小さな磁石(髪の毛の1000分の1程度)、スピントロニクス(電子機器への応用)、グローバル


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ナノ磁性・スピン物性研究室(J研究室) 谷山研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

大雑把にいうと磁石の研究をしています。磁石といってもよくある棒磁石などの大きな磁石ではなく、髪の毛の1000分の1程度の厚みを持つ小さな磁石をつかった研究です。小さな磁石を用いることで、これまで大きな物質ではできなかった方法を利用して、新しい磁気現象の物理的起源に迫ることができます。そしてこのようなナノスケールでの磁石の物理現象についての研究は、スピントロニクスと呼ばれる電子機器への応用にもつながることもあり、近年特に注目を集めています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

私たちの研究室には小さな磁石を作製する装置が8台あり、そのうちの3台は分子線エピタキシー装置とよばれる10^-8Pa程度の超高真空で薄膜を作製する装置です。また、電子線リソグラフィー装置と呼ばれる微細加工装置などもあり、これらを存分に活用して高品質なナノスケール磁石を作製することができます。また、作製した試料の特性を評価する装置も6種類と、豊富な実験機材を使って研究を進めることができます。研究室には、中国、インドなどから研究者が滞在しているため、研究室内では常に英語が飛び交うような国際色豊かな研究室です。また定期的にある懇親会ではそれぞれの国の文化について話し合い、お互いの国の文化への理解を深めています。

高校生へのメッセージ

私たちの研究室は理学部に所属し、小さな磁石の物理についての研究をしていますが、スピントロニクス応用とも近い関係にあり、理学と工学の境界領域に位置しています。物理に興味のある学生はもちろんのこと、融合、境界領域に興味のある学生も楽しんで研究に取り組めると思います。また、研究には粘り強さが必要なこともあるので、クラブ活動や勉強、学校活動に一生懸命取り組む経験を通して、一つのことをやり通す力を身に着けて下さい。研究活動では、しばしば英語で議論や報告をすることがありますので、数学や物理の知識にプラスして、今のうちから外国人と英語で話すことを意識した語学の勉強にも力を入れると完璧です。

素粒子物性研究室(φ研究室) 清水研究室

キーワード:

宇宙、万物の共通法則、素粒子実験、巨大加速器施設


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素粒子物性研究室(φ研究室) 清水研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

素粒子物性研究室Φ研では,僕らがいるこの宇宙は一体どのようにしてできたのか,あるいは万物が従う共通の法則は一体どうなっているのか,といった謎に対して素粒子実験によって解明していようとしています.具体的には中性子の寿命を精密に測ることによって標準模型の検証であったり,宇宙における元素合成の謎について研究したり,中性子と原子の間に働く小さな力を精密に調べることによって時空間の謎に迫ろうとしています.

これらのテーマだけではなく他にも様々なテーマについて精密測定を通した実験的研究を行っています.これら全てに共通していることはどれも世界最先端の技術を結集させて初めて達成されるものです.ですから研究室に属しているメンバーは日夜世界の最前線で研究をしていることになります.また,よく言われることですが研究というものにはあらため決められた方法や,ましてや答えといったものは事前には用意されていません,したがって誰も答えを知らない問に対して自分が答えを与えることになります.こうして得られた結果や過程には,何物にも代えがたい達成感があるということが研究の醍醐味だと感じます.

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

実験は主に茨城県東海村にあるJPARCとよばれる巨大加速器施設にておこなっています.そのほかにも国内の小型中性子源や海外の研究用原子炉など大小様々な施設で研究を行っています.研究室では主に測定したデータを解析してそれを元に物理を議論するといったことをしています.また学内には小型の加速器を所有していて小規模な実験であれば比較的容易に使用できるといった特色があります.研究室は教員学生あわせて20人ほどで,実験や出張などでめったに全員が顔をあわせる機会はないですが,国内外から研究者の方が議論におとずれたりと研究者間の交流が非常に盛んです.また大学の行事として高校生なども積極的に受け入れていて,関係者の年齢層も非常に幅広いです.

高校生へのメッセージ

まずは色々な知識を蓄えることが大事です.そしてその知識同士がどのようにつながっているのかを俯瞰してゆくことがいいと思います.また日常の些細な疑問を大切にして,その疑問に対して早急に答えを求めることなくゆっくりと熟成することが大事だと思います.

植物分子シグナル学グループ 多田研究室

キーワード:

植物の免疫系、生命現象のしくみ、遺伝子の機能解析


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多田研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

植物は、動物と同じように、病原体を感知し感染を防ぐ免疫系を持っています。また、植物は白血球のような特殊な免疫細胞を持たない代わりに、非常に効果的な独自の免疫系も獲得しています。私たちは、この植物免疫を活性化する仕組みの解明を目指し、研究しています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

理学部生命理学科の学生が所属しており、みなさん生命現象の仕組みに興味があります。例えば、植物の一部が病原体に感染すると全身の抵抗力が上昇しますが、この現象に関与する遺伝子を見つけ、機能解析を行っています。また、水分は病原体の感染に必須の要素ですが、植物の葉面に存在する毛のような細胞(トライコーム)は、雨を感知すると免疫系を活性化し、感染に備えることを明らかにしました。

卒業生、修了生はどのような活躍をしていますか?

卒業生・修了生の中には、ロレアルーユネスコ女性化学賞、国際新人賞を獲得し、名古屋大学で助教として研究を進めている野元美佳さんや、トヨタ中研などの企業で研究を行っている方、また、花王、サントリー、トヨタ、日経新聞など、科学研究で培った能力を活かして多様な企業や公務員として活躍しています。

地震火山研究センター(地球環境科学)

キーワード:

地震、火山噴火、地殻変動測定、地震計、留学生、グローバル


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地震火山研究センター(地球環境科学) インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちの研究室では、地震や火山噴火のしくみの研究を行っています。地震計あるいは地殻変動の観測装置を使って地面の動きを測って、それをもとに地震のしくみを研究しています。地震計で捉えた地面の震動や、GPS受信機などを用いた地面の動きのデータを用いて、地震や火山に関する研究を行っています。研究室にある持ち運びのできる地震計以外にも、地震観測点に地震計を設置し、大学に観測データを送っています。さらに海底に地殻変動の装置を設置し、直接測定するなど世界でも数少ないユニークな研究を行っています。また、地下構造はどんどん時間変化をすることが分かっていますので、装置を設置し、地下構造の時間変化を調べる研究も行っています。このような様々な研究により、地震のしくみ、火山噴火のしくみ、さらにそれらが今後どのように推移するかという予測研究も行っています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

私たちの研究室には、世界中から学生が集まっています。地震や火山の現象は日本だけでなくアジア地域、中南米など世界中で起こっています。インドネシアやコロンビア出身の留学生と一緒に国際色豊かな研究を行っています。

高校生へのメッセージ

研究を進めるためには、基礎体力と粘り強さが必要です。基礎体力とは、数学・物理学・化学などの基礎的な学力です。それに加え野山や実験室などで粘り強く実験をすすめる力が必要です。さらには、いろいろな現象を見て疑問に思う、一体なぜだろうと思う洞察力が非常に大事です。高校では、授業を受けて勉強するだけではなく、様々な身の回りの現象に注意を向けていただき、ぜひ大学に進学してください。私たちの研究室では地震や火山を研究していますので、皆さんの参加をお待ちしています。

高エネルギー天文学グループ(Uxg研) 宇宙物理学研究室 川村研究室

キーワード:

人工衛星を用いた宇宙観測、太陽系銀河団、ものづくり、観測装置の開発


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川村研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちが研究しているのは、未知の現象が沢山隠されている、大宇宙です。宇宙物理学研究室では、赤外線やX線、さらには重力波を用いて宇宙を観測し、未知の天体現象を発見し、物理の言葉で理解する研究を進めています。特に、人工衛星を用いた宇宙観測を重視しています。私は、熱くて激しい現象に興味があるので、こうした現象からよく出てくるX線観測を専門にしています。今取り組んでいるのは、日本主導で開発している、次世代X線衛星XRISMや、さらにその先を狙った将来衛星FORCEの開発です。太陽系は銀河系の中にあり、銀河系は数千の銀河の大集団、銀河団に所属しています。銀河団は巨大なダークマターのかたまりで、非常に高温のガスに満たされており、一億度に達するそのガスから強いX線を放射しています。実は銀河団は、宇宙大規模構造が成長する要素を観測するのに非常によいターゲットです。銀河団同士が衝突・合体する過程でそのようにエネルギーが放出されるのか、どのようにX線ガスがつくられていくのかを研究しています。要は、今ある宇宙はどのように今この姿になったのかを研究しているということです。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

研究室には、宇宙が好きで、かつモノ作りが好きな学生さんが所属しています。今ある天文衛星で撮ったデータを解析・探求するだけでなく、将来の人工衛星のための新しい観測装置の開発をしています。私たちの研究室の特徴は、今ある装置では物足りないため、よりよい、新しい観測装置を自分たちの手でつくるところにあります。

高校生へのメッセージ

自然科学は、身の回りのものに、あれはなんだろう、なぜこうなるんだろう、という興味を持つことから始まります。なぜ空は青いのだろう、なぜ水は青いのだろう。実は二つは理由が違うのですが、こうした興味の先に、銀河団はどう成長するのだろう、あるいはブラックホールはどのように生まれ、成長するのだろう、という謎もあるのです。大学受験で理系の学生が勉強していることは、こうした謎を研究するために必要な基礎知識ですから、安心して勉強をしてください。なにか面白いもの、おかしいものに気がつく、興味を持つ心を持っていいれば、それはもう自然科学研究者の入り口に立っているようなものです。ぜひ、一緒に学び、研究しましょう。

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医学部

工学部

工学部 研究室公開

数ある研究室のほんの一部ですが、動画でご紹介します。

最先端の研究者や名大の先輩から、研究室の紹介に加え、高校生のみなさんへ向けたメッセージも寄せられています。

大学の研究室の様子をちょっとだけのぞいてみてください!

各研究室の特徴・分野は、キーワードを参照してください。

村上研究室

キーワード:

バイオテクノロジー、タンパク質の進化系デザイン、化学合成、薬剤、医療診断


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村上研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

タンパク質とそれをコードするDNAをつなぎ合わせる技術を用いて、望みのペプチドやタンパク質を進化して得る研究を行っています。この方法では、分子をデザインするのではなく、進化系をデザインします。そのため、そこから得られる分子は、我々が考えもしなかったような方法で薬剤の標的などに結合します。得られたペプチドや人工抗体は、薬剤候補や医療診断などに用いられ、科学や社会の発展に貢献するものと考えられます。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

化学と生物学の境界領域を扱っています。化学の力を使って、生物のシステムを改変することで、これまで化学だけもしくは生物だけではできなかったモノ作りができます。平たく言えば、化学をつかったバイオテクノロジーです。一般的な、生物や生命分子を研究する機器、例えばDNA増幅装置、ゲル電気泳動装置、遠心分離機、細胞培養装置、微生物培養装置などに加えて、化学で使用する質量分析装置、高速液体クロマトグラフィー、タンパク質化学合成装置など、様々な機器があります。当研究室の林准教授はこのタンパク質化学合成装置を使用してヒストンタンパク質を化学合成し、ヒトの遺伝子の読み取り制御機構を明らかにしようとしています。

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

2019年度まで工学部 旧化学・生物工学科の応用化学コースから学生がきていました。そのため少し化学よりの学生が多かったのですが、研究室で生物もやってみたいということで、その境界領域である私の研究室に配属されました。2020年度の4年生からは新しい学科である、化学生命工学科から学生が配属されます。前の学科では”化学・生物工学”ということでこの間に壁があったのですが、新学科では”化学生命工学”というように間の”・”がとれて、この間がシームレスになったことが分かります。新学科では、化学も生物もしっかりと勉強できますので、この二つの分野のどちらか、もしくは両方に興味がある学生は、是非、名古屋大学工学部化学生命工学科への進学をぜひ検討してみてください。

生田研究室

キーワード:

電子物性(電子の振る舞いによる物質の性質)、超伝導体、独自の研究成果


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生田研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

我々の研究室は、「電子物性」という分野の研究を行っています。物質はたくさんの原子で構成されています。また、それらの原子は多くの電子を持っています。これらの電子がどう振舞うかによって、物質は様々な性質を持ちます。例えば、金属の中では電子は非常に動きやすいため、電気が良く流れます。一方、絶縁体では電子は動きにくいため、電気はほとんど流れません。このように、電子の振舞いによって、その物質の性質、つまり物性が大きく変わります。

世の中にはたくさんの物質がありますが、中には非常に変わった、面白い振舞いをする物質があります。こういう物質をうまく利用すると、今までできなかったような装置や機器を作ることができます。そのためには、その物質がなぜ、そういう振舞いをするのか、ということをきちんと理解することが重要です。そこで、我々の研究室では様々な実験を行うことで、その物質の中の電子がどう振る舞っているのかを明らかにして、なぜそういう面白い性質を示すのか、その謎を解明することに取り組んでいます。

具体的には、様々な物質を扱っていますが、代表的なのが超伝導体です。聞いたことがあると思いますが、2027年に開業する予定のリニア新幹線には、超伝導体が使われています。超伝導というのは、全く電気抵抗のない状態で電流が流れる、非常に不思議な状態です。この超伝導体についても、まだまだ謎はたくさん残っています。こういう謎を解明するための、様々な実験に取り組んでいます。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

先ほども言ったように、我々の研究室では様々な物質の不思議な性質がなぜ生じるのか、その謎の解明に取り組んでいます。これは、非常に基礎的な研究です。しかし、研究の対象にしているのは、いずれは応用に結び付くと期待している物質です。超伝導もそうですが、新しい物質には我々の生活を大きく変える可能性を秘めたものがたくさんあります。そういう、将来の応用につながるような物質を対象に、今のうちにしっかりと基礎的な研究を行う、というのが研究室のスタンスです。

また、世界的に注目されるような成果も数多くあげています。例えば、少し前に鉄系超伝導体と呼ばれる新しい超伝導体がいくつか発見されました。これらの超伝導体の性質を研究するためにも、あるいは将来、電子デバイスを作製するためにも、この物質の薄い膜、つまり薄膜を作ることが重要です。我々の研究室では、鉄系超伝導体の中で最も高い温度で超伝導になる物質の薄膜を作ることに世界で初めて成功しました。今でも、この物質の薄膜を作ることが出来るグループは、世界でも2、3グループしかありません。それほど、薄膜作製が難しい物質なのですが、我々は高品位な薄膜を作製できる技術をしっかりと確立しています。さらには、この薄膜を使った実験で、この超伝導体が強い磁場の中でも非常に大きな電流を流せることを明らかにするなど、様々な独自の研究成果をあげています。

則永研究室

キーワード:

地球温暖化、炭素資源、二酸化炭素の分離・回収・転換技術


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則永研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちの研究室では、今なお、我々人類のエネルギー源の主役である、石炭、石油、天然ガス、バイオマスといった、炭素資源を無駄なく、高効率に利用する技術に関する研究を行っています。また、近年、地球温暖化の原因として、二酸化炭素(CO2)の排出量の削減が求められています。火力発電所などから大量に排出されるCO2を、大気に放散するのではなく、排ガスから、CO2だけを分離し、回収する技術や、CO2を有用な物質に転換する方法について研究を行っています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

○ CO2ラボプラント

この装置では、発電所などの排ガスから、CO2を分離する実験を行っています。排ガスが下から上に上昇する間に、上部から流れてく液体と接触し、CO2だけを選択的に吸収、除去することができます。

私たちは、CO2を高効率に吸収できる特殊な液体の開発に成功しています。

○ REACTIR

この装置を使って、CO2を吸収する液にレーザー光を照射し、CO2と吸収液の化学反応の仕組みについて研究しています。

○ メタネーション

この装置では、CO2と水素からメタンをつくる反応について研究しています。CO2を燃料に変える技術を開発し、CO2をリサイクルする社会の構築を目指しています。

○ シミュレーション

コンピューターを使って、CO2をメタンに変える装置の中で起こっていることをシミュレーションする研究を行っています。

高校生へのメッセージ

2015年に発効したパリ協定において、2050年までにCO2排出量を80%削減するという目標が掲げられています。CO2排出量をできるだけ減らし、また、CO2を回収、利用する技術を開発し、持続可能な社会の構築に挑戦したい人は、ぜひ名古屋大学に来てください。

天野研究室

キーワード:

窒化ガリウム、半導体材料、ノーベル賞、最先端研究、グローバル


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天野研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

こちら(スライド参照)に我々が扱っている窒化ガリウム(GaN)という半導体材料が実現しうる未来を示しております。自動車や鉄道、インターネットやLEDといった、身近な機器の目には見えないところで、私たちの生活を支えている窒化ガリウムについて研究を行っています。具体的な研究内容ですが,デバイスの元となる結晶成長から、デバイスの作製プロセス,およびそれらがちゃんと動いているかの評価まで、半導体デバイスが出来上がるまでの一連の工程を実施して、研究を行っています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

一つ目は、ノーベル賞受賞者である天野先生をはじめガリウムナイトライド(GaN)の様々なデバイスを扱っている専門の先生方の指導の下、研究を進めることができます。二つ目は、GaN専用のクリーンルームという半導体では必須の埃の少ない特殊な部屋で,その最先端の研究施設で実験ができます。三つ目は、海外の研究所との研究交流が盛んで、海外の研究者が多く研究に参画し、グローバルな環境の中研究を進め,自己鍛錬ができます。研究以外では研究室メンバー、もちろん先生も含めて毎年研究室旅行に行っています。去年は鹿児島まで足を延ばして、思い切り満喫してきました。このように研究も遊びもしっかり楽しんでいる研究室です。

卒業生、修了生はどのような活躍をしていますか?

大学や国立研究所にて研究者として、さらにGaNの研究を発展させている卒業生がいます。それ以外にも、GaNを用いたベンチャーに就職したり,異なる分野でベンチャー企業を自ら立ち上げて開発に取り組んでいる方もいます。研究とは異なる分野でも、企業で開発に従事し、社内賞を受賞したというお話を伺ったりします。このように専門分野はもちろん,分野外でも活躍できる人材を輩出しています。

梅原研究室

キーワード:

トライボロジー(材料同士の摩擦や潤滑)、炭素材料、プラズマ装置


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梅原研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

トライボロジーといって,材料同士の摩擦や摩耗,潤滑について研究しています.例えば自動車の中には200個以上の軸受が一台の車に搭載されています.一つ一つの軸受で発生する摩擦が自動車の燃費を悪化させてしまうので,摩擦をどのように低減させるかが,我々の重要な課題です.日夜摩擦の下がる材料を求めて実験を繰り返しています.その一つの答えは炭素です.炭素はダイヤモンドのような硬さからグラファイトのようなすべりを発生させる状態まで様々な結晶構造を持つ物質です.優れた熱安定性や硬さなどの性質をコントロールすることで超低摩擦材料の実現も夢ではありません.

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

トライボロジーは機械・物理・化学・生物など様々な分野にかかわっているので,広い知識を得られるのが特徴です.機械材料で使用する場合は潤滑油やグリースを使うので,有機化合物の知識を問われたり,軸受のような機械材料同士が接触する問題であれば,材料科学の知識が必要です.時には,人体内の関節部のしゅう動や,薬剤を漏らさず,でも扱いやすい注射器をどうやって作るのか?といったことまで研究の範囲内なのです.当研究室では炭素材料に注目しており,プラズマやイオンビーム装置を使って成膜を行っています.

どのような学生が研究室に所属し、どのような研究を行っていますか?

自動車や鉄道が好きな人からアニメや映画,アパレル関係が好きな人まで多種多様な人々がいます.トライボロジーは多くの分野に専門知識がまたがり,たくさんの分析装置を使用します.写真部に所属していた学生は光学顕微鏡の使用方法がとても上手だったり,将棋がとても強い学生は研究方法の立案に長けていたり,男女問わずいろんな研究テーマに携わることができます.

藤田研究室

キーワード:

核融合の実用化、プラズマ研究、ミニ太陽、核融合シミュレーション


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藤田研究室 インタビュー項目

この研究室ではどんな研究を行っていますか?

私たちの研究室では、核融合の実用化を目指したプラズマの研究を行っています。核融合の研究開発は、この地球上にミニ太陽を実現しようという壮大な試みです。核融合反応は、高エネルギーのイオンを衝突させて起こします。そのために、燃料をイオンと電子が飛び回っているプラズマと呼ばれる状態にし、それを閉じ込めて1億度という超高温にする必要があります。イオンや電子は電荷を持っていますので、このように磁力線に巻きつく性質があります。その性質を利用して、コイルを使って磁場を生成することでプラズマを閉じ込めることができます。私たちの研究室では、そのような磁場によるプラズマの閉じ込めの研究を行っています。

研究室の特徴・ご自慢のポイントなど教えてください。

私たちの研究室にはプラズマを閉じ込める装置として、ドーナツ状にコイルを並べたTOKASTAR-2と直線状にコイルを並べたNUMBERの2つの実験装置があります。これら2つの装置を用いて様々な実験を行うことができます。どちらも小さい装置ですが、それだけに自分でいろいろと手を加える楽しみがあります。実験以外に、計算機を使った核融合炉のシミュレーションも行っています。こちらでは、将来、核融合炉を運転した時に何が起きるかを予測するような計算を行うことができます。プラズマは非常に複雑な振る舞いをしますので、実験でも計算でも、研究の面白さを十分に味わうことができると思います。

卒業生、修了生はどのような活躍をしていますか?

電力会社やメーカーに就職する人が多いです。最近は、IT関係やコンサルティング関係も増えてきています。研究所へ就職して国際熱核融合実験炉ITERの機器の製作に関わっている人もいます。2019年度の学生は、卒業研究生3人、博士前期課程7人、博士後期課程2人の全部で12人です。2人の博士後期課程の学生は、博士号を取得して研究者になることを目指しています。

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