生産管理

default_image
講師樋野 励 教授
開講部局経済学部/経済学研究科 2022年度春学期
対象者学部3・4年生

授業の目的

生産管理を行う上で必要な知識とその解法を身につけるため、生産管理における基本的な課題の理論的な理解を深めることを目的とする。本授業では、自動車に代表される工業製品の製造を行う生産システムを対象に、現代の企業が直面する諸課題を把握・分析し、課題解決に取り組むことができる能力の育成を行う。

授業の工夫

ものをつくるときに解決しなければならない課題、あるいはこれまでに先人達が工夫してきた方法を、1回の講義で完結するように構成している。

到達目標

  • 生産管理の対象となる基本的な活動と互いの関係をわかりやすく説明できる。
  • 生産管理を行うときの課題の代表的な解法とその使い方を理解し、計画案を示すことができる。

授業の内容や構成

  1. 生産システムの歴史と基本構造
  2. 製品企画と設備配置
  3. 工程計画
  4. 需要予測と緩衝
  5. 生産計画(生産指示)
  6. 資材所要量計画と押し出し方式
  7. かんばんと引っ張り方式
  8. スケジューリング
  9. TOCとラインバランス
  10. プロジェクト管理
  11. コンカレントエンジニアリング
  12. 生産システムのモデル化とシミュレーション
  13. 品質管理
  14. 設備保全
  15. 総括

講義資料

8.スケジューリング

教科書・参考書

教材用プリントを配布し、授業の進度に応じて参考書を紹介する。

課外学習等

身のまわりの工業製品の作り方について興味を持つこと。

成績評価の方法と基準

  • 産管理のために必要な設問に対して、適切な解法の提示と計画案を示すことができるかどうかを期末試験(100%)により評価する。履修取り下げ制度を採用しない。期末試験を受験しなければ「欠席」とする。
  • オンラインでの授業の場合、課題(100%)により評価を行うことがあり得る。



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。


投稿日

December 05, 2022