Enriques曲面に始まりKummer曲面で終わる
多元数理科学研究科
金銅誠之 教授
2022年度退職記念講義
多元数理科学研究科では名古屋大学における数学の専門部局として、幅広い数学をオープンでフレキシブルな環境の下で学ぶことができます。教育の基本方針として、学生の皆さんが自主的に学ぶことを重んじながら「確かな基礎力」と「幅広い視点」を身につけることを目標としています。数学は論理を積み上げていく学問体系なので「確かな基礎力」が必ず要求されます。さらに数学では、基本的な内容をしっかりとした論理で積み重ねていくことによって最終的には高度で信頼性の高い構造物ができあがります。このような数学の特性を「幅広い視点」から位置づけていくことで、数学が社会に果たすべき役割が見えてくるのではないかと考えていま す。
連分数というのは分数の分母がまた分数になっていて,またその分数の分母が分数になっていて…という入れ子の形をした分数の ことです.特に無理数(2の平方根とか)の連分数表示は無限に続きます.この連分数は数学のいたるところに現れますが,ここでは幾何学との意外な結びつきについてお話します.身近なところに無限が潜んでいる様を感じ取ってもらえたら,と思います. ....
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浪川 幸彦 多元数理科学研究科教授 退職記念講義 ....
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梅村 浩 多元数理科学研究科教授 退職記念講義名大トピックス178号 28ページにて、梅村教授の定年 退職にあたってのご挨拶をご覧いただけます。* [名大トピックス178号](http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/publication/upload_images/no178.pdf) (PDF 文書, 7040KB ....
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パーコレーション (浸透理論) の基本的概念から出発し、非浸透相から浸透相への相転移、無限クラスターの一意性について述べる。これらを通じ、測度論的確率論の手法、さらに (初歩的な) エルゴード理論が、物理的問題の中でどのように使われるかを概観する。 ....
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身近な題材(ここでは正多面体)を通じて、 数理学科以外に志望する学生にも数学 (トポロジー、離散数学、群論)の考え方 に触れる機会を作ることである。また、1つ のものを多角的に見る物の見方にも慣れて もらう。 ....
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この講義の目的は「数学の世界にはこの先どんなものがあり、どれだけの拡がりをもっているか」を体験することにある。もちろん、無限の可能性の中から限られた題材を選ぶことになってしまうが、少しでも幅をもたせるため講義は3人の教員が行う。より具体的には、各教員が数回の講義を独立に行う形(オムニバス形式)となる。普段の講義はどちらかと言えば基礎力、論理的思考を身につけるための「足腰を鍛える」側面が強いが、この ....
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