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授業ホームシラバス講義資料

授業の目標

  • 経済学あるいは経済事象にジェンダー視点から接近し、そこにおける問題点を理解する。
  • 文献の講読、レジュメ作成、ディスカッションへの参加を通じ、論文を書く、意見を交わすといった研究活動の基礎を修得する。

進め方

初講はオリエンテーションを行う。

続く第2講以降、数講かけて、久場嬉子(2002)をテキストに、経済学におけるジェンダー研究の概要を把握する。

その後、前期は主に理論研究を扱った文献を、後期は実証分析に関する文献を取り上げ、毎講次のように進めていく。

  1. 報告者による講読文献のまとめ(要レジュメ)
  2. 用語・内容等に関する解説および質疑応答
  3. 報告者あるいは受講者が提示したディスカッション・ポイントについて議論

レジュメには、単に講読文献の抜書きを羅列するのではなく、講読文献の構成や内容が明瞭に捉えられるよう工夫を凝らして欲しい。またディスカッション・ポイントの提示に際しては、講読文献の内容を補足あるいは発展させるようなデータや文献、資料を添付するなどしても構わない(むしろ望ましい)。

これらの作業は、研究分野に関わらず、「論文を書く」-既存研究の不足点あるいは批判すべき点を見出し、問題として設定し、適切な方法と過不足なく明確な論述によって解を示す-ための訓練の一つとなろう。

さらに、教員あるいは受講者が参加した関連学会・研究会に関する報告なども適宜行い、最新の研究成果の紹介に努める。

「経済」という語がカバーする範囲はいうまでもなく非常に広く、特にジェンダーとの関わりが深いと考えられる分野に限っても、労働、子育て・介護をはじめとする社会的再生産、社会保障、あるいはグローバルな経済システム等、多様である。

本演習でこれら全てについて検討することは無論不可能であるが、上記のような様々な経済領域が密接に関わりあっているということを常に念頭に置き、広い視野でジェンダーを理解するよう心掛けて頂きたい。なお、本演習を通じて、ジェンダー研究が、女性(とりわけ、いわゆる「働く女性」)のみの利益を追求・主張するものでは決してないことが理解されると思う。

成績評価の方法

毎回のディスカッションへの参加度(50%)、ならびに報告担当時のレジュメ/ディスカッション・ポイントの内容(50%)。

教科書

講読文献は、受講者の専門領域や希望、習得言語等を考慮して開講後決定する。

参考書

参考書、関連文献等は、演習中に適宜指示する。

履修条件

経済学の知識を備えた上での受講が望ましいことは無論だが、必須ではない。「経済」とは、われわれの「日常生活」とも言い換え得る身近な活動であり、そこにおけるジェンダー問題とは誰しも無関係ではないはずである。

受講者の希望(言語、テーマなど)を可能な限り考慮して講読文献を決める予定なので、専門分野を問わず、また単位が不要であっても、関心や意欲のある学生の真摯な受講は大いに歓迎する。なお、前期-後期と継続受講することで、上記の「授業の目標」がより達成されると思われる。

最終更新日:2014年07月02日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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