サイトマップお問合せヘルプ
シラバス
  • 授業一覧から探す
    • 教養教育院
    • 文学部・人文学研究科
    • 文学研究科
    • 国際言語文化研究科
    • 教育学部・教育発達科学研究科
    • 法学部・法学研究科
    • 経済学部・経済学研究科
    • 情報学部/情報学研究科
    • 情報文化学部
    • 情報科学研究科
    • 理学部・理学研究科
    • 医学部・医学系研究科
    • 工学部・工学研究科
    • 農学部・生命農学研究科
    • 国際開発研究科
    • 多元数理科学研究科
    • 環境学研究科
    • 創薬科学研究科
    • 国際教育交流センター
    • 国際言語センター
    • ※平成29年度学生募集停止
    • オープンキャンパス
    • 名大の研究指導
    • G30 for everyone
    • 名古屋大学ラジオ公開講座
    • 退職記念講義アーカイブ
    • 退職記念講義2016
    • nuocwをフォローしましょう
    • 過去の特集ページ
    • 教員の方へ
    • NU OCW Podcast
      RSS を iTunes の "Podcast" にドラッグ&ドロップすると、ポッドキャストが登録されます。
      (iTunesは最新版をお使いください)
  1. ホーム >
  2. 医学部・医学系研究科 >
  3. 遺伝と遺伝子 >
  4. シラバス
授業ホームシラバス講義資料

達成目標

この数年のうちに個人の全長ゲノム決定が安価にできる時代が到来します。近い将来、臨床の現場でも個々の患者のゲノム情報に基づいた診断・治療が行われることになると予想をされます。各患者の腫瘍の変異遺伝子の情報も今後ますます日常臨床に応用が行われていくと予想をされます。
本講義の目標は、そのような時代に対応をできる遺伝学・腫瘍学の知識を学ぶことです。また、世界の遺伝学・腫瘍学の研究をリードし、臨床の現場へ知識を供給する研究者にとって必要な基本的な知識を学ぶことです。

講義内容

  1. 序論:遺伝、遺伝学、遺伝病、単一遺伝子病、多因子遺伝病
  2. 遺伝子と染色体の構造:ヒストン、DNA、クロマチン、ヌクレオソーム、中心体、テロメア、真核生物、原核生物
  3. ゲノムと遺伝子:ヒトゲノムアノテーション、エクソン、イントロン、反復配列、偽遺伝子
  4. 遺伝:メンデル遺伝、優性遺伝、劣性遺伝、伴性遺伝
  5. DNAの合成、複製と修復(1):DNAポリメラーゼ、DNAフォーク、岡崎フラグメント、プライマーゼ、DNAリガーゼ、ミスマッチリペアー、エクソヌクレアーゼ、色素性乾皮症
  6. DNAの合成、複製と修復(2):同上
  7. 遺伝情報の転写と翻訳(1):セントラルドグマ、RNAポリメラーゼ、スプライシング、スプライソゾーム、snRNA、コドン
  8. 遺伝情報の転写と翻訳(2):同上
  9. 遺伝情報の発現制御と疾患(1):シス・トランスの制御、プロモーター、エンハンサー、サイレンサー、TATAボックス、CAATボックス、GCボックス、Znフィンガー、ロイシンジッパー、ヘリックス・ターン、ホメオドメイン
  10. 遺伝情報の発現調節と疾患(1):同上
  11. 細胞周期と細胞分裂(1):細胞周期、2倍体、4倍体、有糸分裂、減数分裂、キネトコア
  12. 細胞周期と細胞分裂(2):同上
  13. 遺伝子操作法の基礎:制限酵素、plasmid、塩基配列決定法、blotting、cloning、遺伝子の発現法、ライブラリー、PCR、Taqポリメラーゼ、ディネーチャー、アニーリング、エクステンション、プライマー、鋳型DNA、RT-PCR、リコンビナント蛋白質、トランスジェニック動物、遺伝子ターゲティング
  14. ゲノム解析:遺伝子の転座、点突然変異、SNP、マイクロサテライト、RFLP
  15. 臨床遺伝学 -単一遺伝性疾患-:単一遺伝性疾患、遺伝子変異のRNAレベル・タンパクレベル・細胞レベル・個体レベルへの影響、genotype phenotype correlation
  16. 臨床遺伝学 -多因子疾患- (Clinical Genetics - multifactorial disorders -):(The lecture is given in English.) SNV, SNP, CNV, statistics of genetics
  17. 遺伝カウンセリングとゲノム研究による病因・病態研究:双生児法、養子研究、遺伝環境相互作用、ゲノムコホート解析、全ゲノム解析、オミックス解析
  18. 名大病院における遺伝カウンセリングの実際:名大方式、各診療科連携による遺伝医療、ケーススタディー

教科書

以下の本を薦めます。

【原著】
  • Bruce Alberts. Molecular Biology of the Cell, 5th Ed. Garland Publishing Inc.
  • Harvey Lodish et al. Molecular Cell Biology, 6th Ed. W H Freeman & Co.
【翻訳】
  • Bruce Alberts(著), 中村桂子・松原謙一(訳)「細胞の分子生物学」第5版、ニュートンプレス
  • Harvey Lodish et al.(著), 石浦章一ら(訳)「分子細胞生物学」第5版、東京化学同人
【Web resource】
【気楽に読める本】
  • 「遺伝子で診断する」 中村祐輔著、 PHP新書
  • 「オンリーワン・ゲノム—今こそ『遺伝と多様性』を知ろう」鎌谷直之著、星の環会
  • 「心はどのように遺伝するか」安藤寿康 著、講談社ブルーバックス

総括責任者

神経遺伝情報学 大野欽司

参考資料

以下の本を薦めます。

  • B. Alberts et al., Essential Cell Biology, Garland Publishing Inc.
  • Lodish et al.,「分子細胞生物学」東京化学同人

外部リンク

ヒトゲノムマップをダウンロードすることができるサイト:
GENOME MAP|ヒトゲノムマップ http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/genomemap/

課題

「遺伝と遺伝子」は講義形式で、学生発表など学生の積極的な授業への参加は行っていません。以下は2007年度の講義で学生に示した試験問題例です。この講義を通して学生に習得をしてもらいたいと我々が願っている知識の範囲が想像できるのではないでしょうか。

  1. ある2つの表現系がMendel’s second law of inheritanceに従わない場合、その理由を説明しなさい。
  2. Meiosisにおいてrecombinationが起きる機構を説明しなさい。
  3. ABO血液型のA型alleleが30%、B型allelesが10%、O型alleleが60%の集団におけるO型の表現系の割合を求めなさい。
  4. 以下の単語を説明しなさい(phenotypeとgenotype, homozygoteと heterozygote, dominant inheritanceとrecessive inheritance) 。
  5. Nucleosomeの構造を説明しなさい。
  6. マウスとヒトのsyntenyの存在は進化的に何を意味するか説明しなさい。
  7. Physical mapとrecombination mapの違いを、centiMorganの定義を含めて説明しなさい。
  8. Human genomeのサイズ・遺伝子数・構成を述べなさい。
  9. LINEs, SINEs, minisatellites, microsatellitesを説明しなさい。
  10. Gene structureを以下の単語を使って図示し、説明しなさい(promoter region, 5' UTR, exon, intron, 3’UTR, open reading frame) 。
  11. 20種類のアミノ酸のfull name in English, three letter code, one letter codeを書きなさい。
  12. Missense mutations, nonsense mutations, splice site mutations, inframe DNA rearrangement, frameshift DNA rearrangementの違いを説明しなさい。
  13. 遺伝子変異のタンパク・細胞レベルへの影響から見て、dominant and recessive disordersの違いを説明しなさい(dominant negative effect, haploinsufficiency, gain of function, loss of functionを説明すること)。
  14. X-inactivationの機構をXISTとXICを使って説明しなさい。X inactivationを3種類例挙しなさい。
  15. mRNA, rRNA, tRNA, snRNA, snoRNAの違いを説明しなさい。
  16. Eucaryotic RNA polymerase IIの転写開始機構を説明しなさい。
  17. Eucaryotic mRNAにおけるmRNA cappingとpolyA additionの機構を説明しなさい。また、これらmRNAが必要である理由を説明しなさい。
  18. Pre-mRNA splicingに関わるtrans elementsであるU1 snRNA, U2 snRNA, U2AF65, U2AF35が結合するcis elementsを挙げなさい。
  19. RibosomeのA, P, and E sitesの役割を説明し、ribosomeにおけるタンパク合成機構を説明しなさい。
  20. 翻訳終結の機構を説明しなさい。

スケジュール

講義内容 担当者
1 序論:遺伝と遺伝子、遺伝病 大野欽司
2 遺伝子と染色体の構造
3 ゲノムと遺伝子 大野欽司
4 遺伝:優性、劣性、伴性遺伝
5 DNAの合成、複製と修復 鈴木元
6
7 遺伝子情報の転写と翻訳:セントラルドグマ、転写と翻訳、スプライシング 大野欽司
8
9 遺伝子情報の発現制御と疾患:プロモーター、エンハンサー、転写因子 岡本尚
10
11 細胞周期と細胞分裂 浦野健
12
13 遺伝子操作法の基礎 千賀威
14 ゲノム解析
15 臨床遺伝学 -単一遺伝性疾患- 秋山真志
16 臨床遺伝学 -多因子疾患- (Clinical Genetics -multifactorial disorders-) Branko Aleksic
17 遺伝カウンセリングとゲノム研究による病因・病態研究 尾崎紀夫
18 名大病院における遺伝カウンセリングの実際 山本正彦

成績評価

講義および試験による。履修認定は、講義への出席率(50%以上)によります。

最終更新日:2011年09月26日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

ページトップへ

http://ocw.nagoya-u.jp/