泌尿器科医としての歩み40年-臨床・研究・教育の軌跡と展望-
医学部/医学系研究科
後藤百万 教授
2019年度退職記念講義
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私は、1978年に大阪大学で博士課程を終了し、東北大学、科学技術振興機構に勤めた後1995年に設置されたばかりの理工科学総合研究センターに赴任いたしました。それから丁度20年、名古屋大学で教育・研究に従事させていただきました。主分野は電子顕微鏡学で、装置や手法の開発に携わって来ました。有難いことに、本学では学生の教育とともに、自由に研究することが許され、いろいろなプロジェクトで楽しく研究をさせ ....
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理系文系の人たちが、それぞれの学問分野を深くなお深く掘り下げてゆき、一定のレベル に 達すると、あらゆる学問分野に通ずる地下水脈に到達する。その人たちのうちで周りを眺める器量を持つ人たちは、地下水脈を通じてお互い の学問分野の勘所を理解でき、有意義で建設的 な対話ができる。この考え方は営み一般に当てはまる。ある「こと」を理解したいとする。その「こと」をできうる限 り正確に ....
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私は本年3月末で名古屋大学を退任いたしま す。学生または医師として鶴舞の医学部/附属 病院にて 37 年間を過ごさせて頂きましたので、鶴舞にはつらい思い出や楽しい思い出が数多く 残っています。若い時のつらい思い出としては、学位研究であります。良いデータを得るのに時間がかかり論文作成に苦労しました。楽しい思い出は、そのデータを用いてアメリカ消化器病学会で発表が出来たことです ....
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