科学・技術の哲学-2006教養教育院伊勢田哲治 准教授2006年度 前期17世紀以降発展してきた西洋流の自然科学の成功は否定することができない。しかし、この成功の副産物として、怪しげな主張が「科学」の装いをまとうことで受け入れられようとする、いわゆる疑似科学が多く見られるのも事実である。しかし、では何が科学で何が疑似科学かという問に答えるのは一見して考えられるほど容易ではない。 本講義では、科学哲学の観点からこれらの疑似科学とよばれるものを分析することを通じて、科 ....続きを読む →