行動科学の隘路を探る道具としての眼球運動研究エコトピア科学研究所古賀一男 教授2009年度 退職記念講義前任地の京都から名古屋に転任したのが1978年でしたから30年以上を名古屋大学で過ごしたことになります。何事にも〈良いことばかり、悪いことだらけ〉ということはありませんが研究所にいたということは、どう考えても良いことが多かったとしか言いようがありません。研究所というところは極言すると〈ふんだんな時間〉と〈自由な決断〉を基本とした生活が可能なところです。教育の比重は極めて少なく、人にもよりますが ....続きを読む →