電子顕微鏡による細胞内微細空間構造の解析:膜細胞骨格から核膜骨格へエコトピア科学研究所臼倉治郎 教授2012年度 退職記念講義昭和63年9月に名古屋大学に着任してから25年が過ぎました。長いようで過ぎてみれば一刹那です。「歳月人を待たず」、「光陰矢のごとし」月並みではありますが、退任に際し実感する言葉です。 最初は医学部でお世話になり、先端技術共同研究センターを経てエコトピア科学研究所で定年を迎えました。私の専門は細胞生物学で、生命現象の「場」としてのアクチン細胞骨格の空間構造を電子顕微鏡により解析しております。 ....続きを読む →