公衆衛生学の教育・研究の教員生活三十年を振り返って医学部/医学系研究科榊原久孝 教授2018年度 退職記念講義1972年に医学部の教員となって以来、37年間名古屋大学で過ごしたことになります。1998年から新設された保健学科でしたが、学部運営の確立、博士前期課程、さらに後期課程の立ち上げと、教育研究組織の整備に多くのエネルギーを注ぎました。新しい保健学科をつくるという夢のある時間でもありました。博士課程設立後には、自治体や企業の保健師さんが大学院に入学してきて、私の研究フィールドも広がり、研究テーマも ....続きを読む →