タグ「文学部」には 5 個の授業があります.

この講義で扱う中国西南部の少数民族は、中国伝統王朝の周縁にあって、つねに中国文明と接触しながら自らの歴史・文化を形成してきました。歴史文献は常に多数派、この場合でいうと中国王朝の立場から書かれるものですが、私はそれを、少数派である西南民族の立場から読み直したとき何が見えてくるかを、皆さんとともに考えたいと思います。またこのような見方は中国と他のアジア諸国、近代の欧米とアジア諸国といった関係を考える ....

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1973年4月に大学院文学研究科の修士課程に入学して以来今年3月の退職まで、私の名古屋大学での生活は43年及びます。初めは大学院生として、1980年に助手となってからは教員として、同じ文学部に通いました。文学部の建物は耐震改修されましたが、骨格は40年前と変わりません。三階の暗い廊下を歩いていると、ふと、40年前のまだ何になるのか解らない自分に出会う気がします。当時の国史学研究室(現在の日 ....

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名大に27年間務めました。最初は文学部の共通講座に属してギリシア語・ラテン語を教え、赴任後 7 年目の大学院重点化では、周囲に支援されて西洋古典学という新講座を立ち上げることができました。その後20年間、古典教育を通じて様々な学生に出会い、また自分の西洋文化研究も存分にさせていただきました。特に文学研究科という多彩な人材に溢れた学問的環境の中で多方面に視野を広げ、専門研究の新しい可能性を探る ....

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2001年に文理融合の地球科学、都市工学、それに人文社会の3分野が合体して「環境学研究科」が創設された。文学部の地理学講座に所属していてどっぷりと文系の世界に浸っていた者にとっては、まったくの異界に足を踏み入れた感があった。同居していただけの数年間が過ぎた頃、社会環境学専攻の専攻長を拝命して、同じ文系でも隣の先生が、顔は知っているが、どんな研究をされているのか、全く知らないことに気づき、愕然と ....

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