世界の中の日本語-2009研究協力部社会連携課町田健 教授2009年度 公開講座日本語は世界で使われている七千にものぼる諸言語の一つです。世界の言語の多くは、数十の「語族」と呼ばれる、祖先を共通にするグループのどれかに属しているのですが、日本語はどの語族にも属していません。この点で日本語は、起源的に孤立した言語です。一方で、主語や目的語を表す方法や、語順の規則、事柄が起きた時間を表す方法のような、言語としての特徴については、世界の言語の中でも多数派に属する「普通の」言語です。 ....続きを読む →