赤松要と名古屋高等商業学校—雁行形態論の誕生とその展開に関する一試論—経済学部/経済学研究科平川均 教授2012年度 退職記念講義定年を1カ月後に控えて、はたと考え込んでしまった。何を書いたらいいのかと。2000年秋に名古屋大学の経済学研究科附属国際経済政策研究センター(当時、国際経済動態研究センター)に赴任して、それ以後は矢のように時間が過ぎた。 気づけば定年を迎えている。大学の法人化、所属センターの存続問題もあった。大学は地域社会への貢献は勿論、国際社会での競争に直接晒されるようにな った。学年暦もそれほど遠くない将来 ....続きを読む →