動機づけ研究の歩みと到達点〜さて、上がってきたのか、下がってきたのか〜教育学部/教育発達科学研究科速水敏彦 教授2011年度 退職記念講義若い頃、母校で教鞭がとれることになろうとは全く予想できなかったが、大阪教育大学で12年間過ごした後、昭和62年から25年間も名古屋大学で過ごさせていただいた。その間、私の周りにはいい風が吹いていたようだ。失敗や葛藤はいくつもあったけれど、総じて多くの優秀で思慮ある人々に囲まれ、大病をすることもなく、自由に研究や教育に打ち込み夢を追うことができた。研究や教育以外の大学内外での重要な仕事にも参加さ ....続きを読む →