免疫応答とトリプトファン代謝医学部/医学系研究科長瀬文彦 教授2008年度 退職記念講義学生時代から含めて45年間名古屋大学にお世話になった。終戦の年に生まれ、東京オリンピックの年に大学に入り、高度経済成長期を過ごし、やがてバブル期を迎え、ソ連も崩壊した。激動の時代であった。昭和61年私は名古屋大学医療技術短期大学部衛生技術学科に教授として赴任し、免疫学の教育に従事した。ここでは教育が中心で、研究設備としては学生の実習室しかなかった。当時、医療短大を4年制化することが念願であった ....続きを読む →