中国西南の民族と歴史-2014文学部/文学研究科林謙一郎 准教授2014年度 後期この講義で扱う中国西南部の少数民族は、中国伝統王朝の周縁にあって、つねに中国文明と接触しながら自らの歴史・文化を形成してきました。歴史文献は常に多数派、この場合でいうと中国王朝の立場から書かれるものですが、私はそれを、少数派である西南民族の立場から読み直したとき何が見えてくるかを、皆さんとともに考えたいと思います。またこのような見方は中国と他のアジア諸国、近代の欧米とアジア諸国といった関係を考える ....続きを読む →