2012年度 退職記念講義
講師 | 多和田眞 教授 | |
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開講部局 | 経済学部/経済学研究科 | |
日時 | 2013/3/9 14:00-15:30 | |
場所 | 経済学部棟第1講義室 |
講師 | 多和田眞 教授 |
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開講部局 | 経 済学部/経済学研究科 |
日時 | 2013/3/9 14:00-15:30 |
場所 | 経済学部棟第1講義室 |
名古屋市立大学での 16 年間の勤務の後、1999 年名古屋大学に赴任し、14 年間の歳月が立ちました。40 代までは自分の人生の長さは無限のように思って生活していましたが、名古屋大学に来てからは、残り 10 年余の限られた貴重な時間の充実した研究・教育の場にしたいと思ってやってきました。このような思いもあって、大学院の重点化や大学の独立行政法人化とめまぐるしく大学改革が進む中で、落ち着いて研究・教育に専念出来なかったことが多少心残りです。しかし、名古屋大学で、多くの素晴らしい研究者の方々や優秀な学生諸君に出会えたことは私にとって大変貴重な思い出です。特に学生諸君には私が教えること以上に彼らから学ぶことが多く、大変感謝しています。研究面では、高等研究院での 3 年間の研究専念期間を与えて頂いたことが特に印象に残っています。この研究期間のおかげで、研究生活のリフレッシュが出来、それなりの研究成果を上げることができました。
これからの名古屋大学に思うこととして、大学の予算削減の中で、外部資金獲得のための研究に追われている研究者の現状は好ましい状況とはいえず、本当にしたい研究にしっかりと専念できる研究環境の充実や、大学院の重点化以来、マスプロ教育化で質的低下が懸念されている大学院教育において、少数精鋭の英才教育にも力を注いで頂きたいと思います。
名古屋大学のこれからの益々のご発展をお祈りいたします。
多和田 眞(たわだ・まこと)経済学研究科教授
公共中間財がある場合の貿易理論の分析をめぐって (PDF 文書, 7140KB)
最終講義ビデオ・スライドを見る (新しいウィンドウが開きます)(Flashvideo, 1:06:36)
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May 08, 2020