環境学研究科
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環境学研究科の教育

名古屋大学大学院環境学研究科は、21世紀の幕開けである2001年に創設されました。地球環境科学専攻、都市環境学専攻、社会環境学専攻という3専攻構成で、理学系、工学系、文系の文理連携の研究科です。理学研究科、工学研究科、文学研究科、情報文化学部、大気水圏科学研究所(当時)などから分かれて作られました。名古屋大学の教員の7%ほどが移動しました。持続性学と安全安心学を主要な2本の柱として、文理連携によりこれからの環境を考えるという理念を持っています。

文理連携を推進する上で、教育のひとつとして、研究科共通である体系理解科目という科目群を設定しています。ひとつの専門を持ちつつ広く全体を見渡せるジェネラリストを目指す、あるいはひとつの専門を深く極めるスペシャリストを目指しつつ他分野の素養も持っている、という人材を育てようという考え方です。どちらにしても、複数の眼をもつ人材を育てようとしています。創設から10余年が経ち、この体系理解科目が効果を上げてきたように感じています。理工文の専門を問わず学べるようにプログラムされていますので、他研究科の学生の方々でも十分に単位取得可能です。2013年度から始まった、環境学・国際開発・生命農学・経済学・工学研究科による5研究科連携ESD(Education for Sustainable Development)プログラムの一部ともなっています。

一方で、グローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」を継承した統合環境学特別コースや国際環境人材育成プログラム(NUGELP)が、生命農学研究科・工学研究科・国際開発研究科など他部局との協働で行われています。この中のいくつかも前述のESD共通プログラムの一部となっています。これらは社会に出てそれぞれの分野のリーダーとなる人材を育てるという目的のために行われているものです。

研究面でも、多士済々の教員陣を揃え、理工文それぞれ非常に多様な研究が行われており、深く専門を追求する、あるいは連携して新しい分野を拓く活動が行われています。2012年に設立された減災連携研究センターは、環境学研究科の安全安心学から発展的に分かれてできた組織です。また、2014年4月に新設された環境学研究科附属持続的共発展教育研究センターは、前述の統合環境学特別コースと国際環境人材育成コースを支援するとともに、安全安心学の減災連携研究センターに続き、持続性学について社会貢献を行う組織として設立されました。京都の総合地球環境学研究所や筑波の国立環境研究所とも強い連携を持っています。このように、本研究科では非常に多様な教育研究活動がなされています。

藤前干潟

体系理解科目「環境学フィールドセミナー」での藤前干潟の訪問。干潟に入り、生物相などを実際に見てみる。柔らかい泥が、足の裏に心地良い。

風車

体系理解科目「環境学フィールドセミナー」での風力発電施設の訪問。豊田通商の方から風力発電の現状と今後の見通しなどを伺う。

部局長インタビュー

環境学研究科長

岡本耕平 教授

環境学研究科長の岡本耕平教授に5つの質問に答えて頂きました。

1. 環境学研究科の一番の魅力を教えてください。

理学・工学・人文社会科学が結集して環境をテーマに研究と教育を推進しているところです。

名古屋大学環境学研究科は、 2001年、日本最初の本格的な文理融合型の大学院として誕生しました。学生は、個々の学問分野についての見識を深めながら、多様な学問分野に身近に接することによって、総合的、俯瞰的、多角的な視点を身に付けることができます。

たとえば、かつて、気象学を専攻している大学院生が、東南アジア地域研究を専門とする教員に連れられてラオスに行ったことがあります。この大学院生は、日頃はコンピュータに向かって気象データの数値解析をやっているのですが、焼畑で生活しているラオスの山村に来てみて、雨季がいつ始まるかが村人たちにどれほど重要であるかを直に知ることができ、自分が日頃分析しているデータが、人々の生活にとってどのような意味をもっているのか知ることができました。

あるいは、建築学を専攻している学生が、名古屋市内で廃校になった小学校の跡地利用をテーマにして設計の実習をやっているとき、どんな建物をどれだけのコストで建てるかを考えるだけではダメで、それが地域社会にとってどのような意味があるかを考える必要があります。その際、例えば社会学の学生や教員と身近に接することができる環境にあるのは、とても恵まれていると言えます。

2. 環境学研究科の学生にどんな風に育ってほしいですか?

現在は、過去にも増して、変化の激しい時代です。大学生のときに、世間で価値があるとされていたことが、数年後には陳腐化するかもしれない。しかし、そのさらに何年かあとには再び価値を持つかもしれない。したがって、大学生の間には、流行に流されることのない、自分自身の価値観をじっくり養って欲しいです。また、自己の価値観に基づき、変化に対応できる柔軟な姿勢と思考力を養って欲しいです。

因みに、大学院環境学研究科のアドミッションポリシー (学生受け入れ方針) には、このように記載されています。

環境学研究科は、人類社会の中での自らの役割を見出すことができ、国際的に活躍することができる、次のような人を育成することをめざしています。

  • 専門分野の創造的推進、環境学の創成を担う人
  • 状況が変化したとしても専門的知識を柔軟に応用できる人
  • 異分野の成果を統合して環境問題に果敢に取り組む人

3. 環境学研究科のビジョンを教えてください

新しいフィールド学の研究教育拠点の形成をめざしています。環境学研究科は、これまで、地域の様々な環境問題を地域の実情に即して解決していこうとする「臨床環境学」という新しい学問を確立し、実践してきました。今はさらに進んで、名古屋大学内の他の研究科や学外の研究機関とも協力しながら、単に問題解決を目指すだけではなく、新たな価値の創造につながるフィールド学の構築をめざしています。

4. 岡本先生ご自身が学生であったとき、印象的な授業はありましたか?

私は学生時代、名古屋大学文学部で地理学を勉強していました。そのとき地理学野外実習という授業がありました。それは日本のどこかの都市に学生みんなで行き、そこを拠点に5日間滞在して、各自が自分で決めたテーマについて調査するという実習です。

学生は何を調査してもよいのですが、これが辛い。まだ訪れたことのない地域に対して調査テーマを設定して、事前の指導会で、先生や先輩の前で、なぜそのテーマで調査をやるのか、どうやって調査するのかなどを説明しなければならない。

この授業は今も続いていますが、私は、学生には「テーマが決まれば、半分終わったようなもの。とにかく悩んで、自分にとってやりがいのある調査テーマを見つけて欲しい」と伝えています。

5. 高校生へのメッセージをお願いします。

本をたくさん読んでください。例えば、高校の現代国語の授業に登場する小説や評論などで気に入ったものがあれば、教科書では扱われているのは一部分でしょうから、図書館で本を借りるなどして全体を読んでみる。

あるいは歴史、化学、生物などの授業で興味を持った事柄に関する本を読んでみる。高校生の時は、人生の中でも最も好奇心が強く、しかも自分の将来について真剣に考える時期ですから、多くの先人たちの知恵や決断、経験や思いを読書によって知ることができれば、それは、文字通り皆さんの血となり肉となるでしょう。そして、自分の読書体験を気安く話せる友人がいれば、もっといいですね。

(平成29年7月29日)

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