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授業ホームシラバス講義資料

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開講部局:教養教育院

小坂光一 教授

ドイツ語4

授業時間 2007年度後期金曜2限
対象者 文系学部1年

週1回 1.5単位

授業の工夫

すでにシラバスのところで述べたように、私の教授法の3原則は学習者の側から見れば

  1. 予習をしない
  2. 辞書を引かない
  3. 日本語に翻訳しない
になります。これについて少し説明します。

1)に関して
ドイツ語の文章を予習するとなると、かなり時間がかかります。時間がかかってもそれなりに効果が見られるのであればいいですが、時間に比例した効果は期待できません。やっぱり、授業に集中して授業時間を有効に使うことが最も経済的です。
2)に関して
辞書というものは、すでに漠然とわかっている人が引けば意味がありますが、何もわからない状態で引いてもやはり何もわかりません。わからないだけなら時間が無駄になるだけで、害にはなりませんが、間違った引き方をして間違ったことを覚えたら、それは害になります。辞書を引くよりも、わかっている人に聞く方が効率的です。この場合、わかっている人というのは、教室にいる教師やTAのことです。
3)に関して
日本語に翻訳するということはドイツ語と日本語の2言語を同時に処理するということです。これでは学習の負荷が大きくなり、速度がにぶります。ときにはシステムの動きが停滞してクラッシュしてしまいます。学習の対象がドイツ語ですから、授業中はドイツ語のことだけを考えればいい。日本語のことはむしろすっかり忘れる方がいいと思います。

ことばというものは「中味の入った入れ物」です。「ワインの入ったワインボトル」のようなものです。ワインだけ持ち運ぶことは絶対にできません。持ち運ぶにはどうしてもボトルやコップのような入れ物が必要です。逆に、ボトルを持ち運べば、結果的にワインを持ち運んだことになります。コミュニケーションというのはこの「中味の入った入れ物」のやり取りです。「中味」というのは「意味」のことであり、「中味の入った入れ物」というのは「言語」です。「中味」にこだわるのではなく、「中味の入った入れ物」全体を構築することが大切です。「意味」に形を与えるもの、それが「ことば」なのです。
「ことば」というものは「苦痛の種」としてではなく、「楽しみの源」として学ぶべきでしょう。だから、苦痛を与える授業、権威的な授業、間違いを咎めるような授業は最低です。

最終更新日:2014年11月24日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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