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授業ホームシラバス講義資料

講義概要

本講義は、東アジア地域に存在した国内・国際政治に関わる精神的営みの歴史を当時のコンテキストから理解することを目的とする。「近代主義」に基づいた東洋政治思想史研究のパラダイムが崩壊して以来、それに代わる新しい説明の枠組みはまだ確立していないのが学界の現状である。本講義は、学界の現状から見ると新しいパラダイムを構築するための準備作業として位置づけられるであろう。それに伴い、講義内容も「近代主義」に立脚した研究が提供する説明の簡明さを犠牲にした、より複雑なものにならざるをえない。

しかし、本講義を貫いている新しいパラダイムへの指向性により講義内容の最小限の有機性は保たれると思われる。その指向性とは①主体と構造の相互関係の中で政治思想を把握すること、②東アジアの人々が持っている政治に関する思考の形成史を系譜学的に追跡すること、③21世紀を生きる人類の観点で思想的資源の重要性を位置づけることである。 今学期は「概念史」を対象として、以上のような方法性に基づいた講義を行う。

到達目標

一. 概念史の意義と方法を理解する。
二. 東アジアの重要な政治関連概念について知見を獲得する。
三. 政治概念の文明的な再構成の展望を獲得する。

教科書

なし。毎回配布するレジュメに基づいて講義をすすめる。

参考書・参考資料

  • Reinhart Koselleck ; translated by Todd Samuel Presner, The Practice of Conceptual History : Timing History, Spacing concepts, Stanford, Calif : Stanford University Press , 2002.
  • Lydia H. Liu, Tokens of Exchange: The Problem of Translation in Global Circulations, Durham, NC : Duke University Press , 1999.
  • 山室信一『思想課題としてのアジア : 基軸・連鎖・投企』(東京 : 岩波書店, 2001)
  • 丸山真男, 加藤周一『翻訳と日本の近代』(東京: 岩波書店 , 1998)

スケジュール

講義内容
1はじめに
2概念史とは何か
3
4公(法)
5事大・字小と交隣
6封建
7自由・平等
8勢力均衡
9民族・国民
10英雄・青年・民衆
12帝国・独立
12民主
13革命
14政治
15おわりに:講義総括

成績評価方法

原則的に定期試験による。

最終更新日:2017年04月24日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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