授業ホーム
  • 授業一覧から探す
    • 教養教育院
    • 文学部・人文学研究科
    • 文学研究科
    • 国際言語文化研究科
    • 教育学部・教育発達科学研究科
    • 法学部・法学研究科
    • 経済学部・経済学研究科
    • 情報学部/情報学研究科
    • 情報文化学部
    • 情報科学研究科
    • 理学部・理学研究科
    • 医学部・医学系研究科
    • 工学部・工学研究科
    • 農学部・生命農学研究科
    • 国際開発研究科
    • 多元数理科学研究科
    • 環境学研究科
    • 創薬科学研究科
    • 国際教育交流センター
    • 国際言語センター
    • ※平成29年度学生募集停止
    • オープンキャンパス
    • 名大の研究指導
    • G30 for everyone
    • 名古屋大学ラジオ公開講座
    • 退職記念講義アーカイブ
    • 退職記念講義2016
    • nuocwをフォローしましょう
    • 過去の特集ページ
    • 教員の方へ
    • NU OCW Podcast
      RSS を iTunes の "Podcast" にドラッグ&ドロップすると、ポッドキャストが登録されます。
      (iTunesは最新版をお使いください)
  1. ホーム >
  2. 医学部・医学系研究科 >
  3. 病理学総論・各論 (病因と病態学) >
  4. 授業ホーム
授業ホームシラバス講義資料

Loading the player...

開講部局:医学部・医学系研究科

豊國伸哉 教授

病理学総論・各論 (病因と病態学)

授業時間 2015年度前期月曜1、2、3、4限 火曜1、2限 水曜1、2、3、4限 木曜3、4限 金曜1、2限
対象者 医学部医学科3年生、3年次編入生

8単位、1回2時限全41回

授業の内容

病理学はヒトの病気の成り立ちを学ぶ「基礎と臨床の架け橋」となるコースであり、総論・各論と症例検討より構成される。

  • 総論では、疾病の原因および本質に関する一般原則を考究する。特に、疾病時の肉眼的・組織学的変化および細胞小器官の変化について学習する。実習として形態学的観察ならびにそのスケッチを行うことにより、講義内容について、より具体的なイメージを持つことができるよう指導する。スケッチのために、講義も含めた毎時間、24色以上の色鉛筆と実習時にはスケッチブックを持参されたい。本学では写真を撮影するだけの安易な実習は行わない。真理を見出すには、努力と忍耐が必要である。
  • 各論では、個々の臓器や組織に見出される主要な疾病に関する講義を行ない、特に光学顕微鏡やバーチュアルスライドを使用した実習に重点をおいて、自主的に個々の疾病についての病理学的知識および考え方を修得できるよう指導する。講義時間に限りがあるため重要な疾患を中心に講義を行うので、自学自習も必須である。そのための教科書としては、ロビンス基礎病理学第9版 (日本語・英語) を推薦する。
  • 症例検討は5年次で行なうが、3年次で習得した病理学の基礎的知識の上に、臨床教育の成果をふまえて、病理解剖症例を通じて個体レベルで疾患をとらえ、患者が死に至るまでの病理学的変化の過程を基礎医学と臨床医学の双方の知識をもって統合的に考える修練をする。
  • 病理学を学ぶためには、解剖学・組織学に関する基礎的な知識を持っていることを前提としている。疾患に関する用語・概念はこのコースで初めて習うので、その習得を重視する。現在、医師国家試験は日本語の医学用語で行われているが、日進月歩の著しい医学・生命医学領域で活躍するためには、英語の文献を難なく読め、そして英語で議論し、自らの主張を英語で表現できることが必須である。この時期に英語の病理学教科書を読破できるようにすれば、それは諸君の一生の宝となるであろう。試験では主要な医学用語については、英語に関する知識も問うので留意しておくこと。
  • 病理学は病気を理解するための学問であり、使用する方法論を選択するわけではないが、ヘマトキシリン・エオジン染色を基本とした形態学を普遍的軸足として重視している。これはひとえに臓器における病態の俯瞰的な理解が容易であることによる。熟練した病理医は、何十種類もの細胞が入り交じりながら数万個存在する組織の病理標本をひとめ見ただけで病態を把握することができる。社会における病理医の重要性は山崎豊子著「白い巨塔」やアーサー・ヘイリー著「最後の診断」などに描かれている通りである。教育にあたっては既成の病理学の体系を尊重するとともに、 最近の新しい動向にも十分留意する方針である。なお、平成22年度よりサーバーとコンピュータ端末を利用したバーチュアルスライドシステムを導入しており、試験にもこれを使用する。

授業の工夫

医学部医学科の「病因と病態学」は、医師を目指す学生が、ヒトの疾患に関わる、ありとあらゆる概念を初めて学ぶ場である。「病理学」ともよばれている。人体のマクロ・ミクロレベルにおける正常構造を学習し、熟知していることを前提としている。講義と実習からなる。学習内容が極めて多様かつ多量となるため、講義では医学生が必ず知っていなければならない重要なコンセプトを中心に、各分野の第一線の講師が概説する。実習においては実際の疾患を肉眼や顕微鏡でつぶさに観察する。この連続した組み合わせにより、疾患に関するコンセプトを理解し、それらが長く記憶にとどまるようにカリキュラムを編成している。

総論では、疾病の原因および本質に関する一般原則を考究する。各論では、個々の臓器や組織に見出される主要な疾病に関する講義を行ない、特に光学顕微鏡やバーチュアルスライドを使用した実習に重点をおいて、自主的に個々の疾病についての病理学的知識および考え方を修得できるよう指導している。

教科書・参考書として、豊國伸哉・高橋雅英の監訳した「ロビンス基礎病理学」(丸善出版) を推薦している。この本は世界で最も広く医学生に読まれている教科書の日本語訳である。

  1. 視覚的な要素 (正常なかたちからの逸脱の理解) をできるだけ多く取り入れ、講義においても問題形式を多用し、学生自らが考えるように指導している。
  2. 医学はその社会における必要性から「経験」に基づいてスタートしている。一方、今世紀になりヒトゲノムの全解読など科学の進歩も著しい。近年、Evidence-based Medicine が徹底されるようになってきており、旧来の概念とそのサイエンスに基づく最新の解釈を、学生が連続的に理解できるように指導している。
  3. 疾患に関する医学用語の定義の理解とその記憶は極めて重要である。その学習促進に務め、主要な医学用語に関しては該当英語の記憶も必須としている。
  4. 本コースの終了時には、精神疾患など現在の理解では形態学的な変化の明らかでないもの以外、ヒトのからだのすべての疾患に系統的に対応できるような引き出しが頭の中にできているのが理想像である。
  5. 総論筆記試験 (2時間)、各論筆記試験 (3時間)、顕微鏡診断試験 (90分、プレパラート10枚の診断) の3つの試験を課す。「病因と病態学」を修了するためには、3つの試験すべてに合格する必要がある。試験結果は、学生番号とともに学生に公開している。
  6. 病理学は、臨床の現場では病理専門医として、生検や手術によりヒトから得られる組織や細胞の形態学的な最終診断、ならびに死亡時の病理解剖を担当している。医学科5年生から始まる臨床実習にあわせて、病理解剖の症例を使用した解析とその報告会を行い、病理学と臨床各科との関連や連携に関して理解を深めている。
最終更新日:2015年06月16日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

ページトップへ

http://ocw.nagoya-u.jp/