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授業の目的

ローカルからグローバルなレベルまでの環境問題についての認知・態度・行動の特徴を明らかにし、あわせて環境保全にたいして心理学はどのような貢献ができるのかを考える。

基礎となる専門分野

  • 環境心理学
  • 社会心理学

教科書

  • 教科書は「環境行動の社会心理学」(広瀬編,2008,北大路書房)
  • 補助資料のプリントを講義時に随時配布する。

参考資料

1.環境問題についてのさまざまな分野やアプローチについての概観的研究
Gardner, G.T. & Stern, P.C. 1996 Environmental problems and human behavior. Allyn & Bacon.
Stokols, D.& Altman, I.(Eds.) 1987 Handbook of envioronmental Psychology. vol.2, John Wiley & Sons.
広瀬幸雄 1995 環境と消費の社会心理学 名古屋大学出版会 (この講義の参考書です.授業のなかで紹介する文献の詳細は巻末の文献リストに含まれています.)
2.環境問題についての態度・認知に関する研究
Ajzen, I.& Fishbein, M. 1980 Understanding attitudes and predicting social behavior. Prentice-Hall,Inc.
Craik, K.H.& Zube, E.H. 1976 Perceiving environmental quality. Plenum Press.
Boem, G. et al. (Eds.) 2001 Environmental risks: Perception, evaluation and management. Elsevier.
3.環境問題についての応用的・実践的な研究
Langston, S. (Ed.) 1984 Environmental leadership. Lexington Books.
Geller, E.S., Winett, R.A., & Everett, P.B. 1982 Preserving the environment. Pergamon Press.8
McKenzie-Mohr, D. & Smith, W. 1999 Fostering sustainable behavior. New Society Publishers.
藤井聡 2003 社会的ジレンマの処方箋 ナカニシヤ出版
4.環境問題のゲーミングなどの研究
小幡範雄 1992 環境コンフリクト実験ゲーム 技報堂出版
Hardin, G. & Baden, J. 1977 Managing the commons. W. H. Freeman and Company.
兼田敏之 2005 社会デザインのシミュレーション&ゲーミング 共立出版
5.環境計画への市民参加や合意形成の研究
Renn, O., Webler, T., & Wiedemann, P. 1995 Fairness and competence in citizen participation. Kluwer Academic Publishers.
Smith, G. 2003 Deliberrative democracy and the environment. Routledge.
篠原一 2004 市民の政治学:討議デモクラシーとは何か 岩波新書

課題

レポート (PDF 文書, 55KB)

スケジュール

第1部:環境配慮行動を理解するための理論とは何か

講義内容
1 環境問題のゲームシミュレーションを体験する
2 環境をめぐる社会的ジレンマは解決できるのか(第2章)
3 環境問題のリスクをひとはどう認識するのか (第1章)
4 環境配慮行動は愛他行動として理解できるか (第3章)
5 環境配慮の態度と行動の不一致はなぜおきるのか(第4章)

第2部:環境配慮行動を促進するための効果的な方法とは何か

6 認知変容の手法:情報提供により環境認知を高める(第5章)
7 行動変容の手法(1):行動を促進阻害する要因をコントロールする(第6章)
8 行動変容の手法(2):行動を促進阻害する要因をコントロールする(第6章)
9 意図変容の手法:環境行動の動機や意図を強める(第7章)
10 アクションリサーチ:ボランティアによるリサイクルシステムの設立(第8章)

第3部:環境の現場における問題を解決するために

11 社会調査:環境計画への市民参加とエンパワーメント(第9章)
12 擬似実験:ごみ分別制度導入に対する社会的受容のプロセス
13 事例分析:交通計画への市民参加と合意形成(第10章)
14 社会実験:環境配慮行動を促す環境教育プログラムの評価(第11章)
15 まとめ・レポート試験

成績評価

講義への出席(20%)とレポート(80%)によって成績を評価する。

最終更新日:2009年09月02日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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